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俺の"相棒"Ⅱ

「どうやって呼び出すんですか?」

「ゲームの時と同じです、【メニュー】の中の【カード一覧】から希望するカードを選び、そのままそれを上のメインデッキにセットすれば、現実の方でカードが実体化します~。」

「あっ、それとその時にメインデッキにセットせずに、画面から外れるように動かすと、カードが実体化しますよ~。」

おお、それは嬉しい。

このゲーム、カードのイラストの力の入れようがハンパなかったから、スマホの画面じゃなく、手にしてみたかったんだ。


おっとそれより、今は相棒だ。

キツネのにーさんに言われた通り、【メニュー】→【カード一覧】と操作し、【天輝竜】をメインデッキの中央にセットした。


その瞬間画面の外、俺の目の前に輝く巨大な光の柱が立ち上がる!


そしてその光が消えた後、俺の相棒が姿を現した…。




…その姿は圧倒的だった。

大きさは三階建てのビルくらいか。

"プラチナドラゴン"の名前の通り、白金に輝く身体は、ドラゴンに西洋甲冑を着こんだように見える。

頭部には、まるで剣のような3つの角。

翼には大きな蒼いオーブが一対、光っていた。


そして何より、その存在感だ。

その姿はカードで今まで見馴れていたはずだった。

だが、スマホの画面では想像でしかなかったものが、本物の"生き物"としてのオーラみたいなものがビンビン伝わってくる。

ずいぶん昔の幼稚園の頃、動物園で初めて象を目の前で見た事を、何故か思い出した。


【天輝竜】って、こんなにデカかったんだ…

ヤベェ、足が震えちまってる。

もちろん恐れからなんかじゃない。

地球上に絶対存在しえない生き物が、今俺の"相棒"として目の前にいることにうち震えているんだ。








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