表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
106/495

アジトで戦力拡充Ⅰ

昨日の戦いの場所から、1km 程離れた所に到着する。

ここに昨日、降参した戦士達を縛って、木の上に括りつけている。


これを降ろして、モンスターと俺で担いでヤツラのアジトへ向かう。


ここで"ビーファイター"から報告があった。

やはりミールさん達には出会えなかった。

あっちこっち飛んでもらったが、ミールさん達は以外と素早く移動出来たようだ。


まあこれは仕方が無い。

万が一、俺が突破され、彼女達に追いつかれれば、犠牲者が出る可能性はかなり高かったのだ。

『もし』の事を考えるより、とにかくガムシャラに逃げてもらう方がいいと考えたのだ。


さて暫くフリード達を担いで、ヤツラのアジトに到着した。

俺のこれからの仕事は、コイツらを逃げないよう監視しつつ、ミールさん達からの救援を待つことだ。


おそらく長くても、一週間位で来てくれるだろう。

それまではゆっくりさせてもらおう。

なんせ俺のモンスター達は、不眠不休でも大丈夫なようだ。

俺が居眠りをしていても、しっかり見張ってもらえるはずだ。


それよりも食糧だ!


大量にゲットした【ハチミツ】の残りは、全てミールさん達に渡してある。

彼女達大所帯にはこれでも足りないと思うが、アジトの中を食糧を探す時間も惜しかったのだ。

まあ数日のことなので、何とかなると思う。


アジトはバルストさん達が倒した、数名の盗賊の死体があるだけて、静かなものだった。

例の裏切り三人組は、上手く逃げたようだ。

死体のなかに、彼らはいなかった。


ひとまず捕らえた戦士達は、縛ったまま彼らが作った檻に放りこむ。

フリードももうひとつの檻に入れる。

もちろん縛って、猿轡もそのままだ。(フリードはまだ気を失っている)


念のため、モンスターに周囲の警戒と捕虜の監視を任せて、俺はまずフリードのいたテントに入った。


中は思っていたより狭く、6畳部屋よりちょっと広い程度だ。

木でできたベットがひとつに、木箱がふたつ。ひとつは燭台置き兼テーブルのようで、空だった。

もうひとつは頑丈そうな箱で、しっかりとカギがかかっていた。


フリードのヤツ、カギなんか持っていたっけ?


まあこれは後回しだ。

フリードのテントはこれ以外何も無かった。


次は盗賊達の共同テントで、これが一番大きなテントだ。

中に入っていく。

…入った瞬間、毒ガス攻撃を受けたかと思った。

むさ苦しい男数十人が何日にも渡って、寝泊まりしている(恐らく風呂なんかも入っていない)場所が、こんなに臭いとはっ!


おもわず気を失いそうになりましたよっ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ