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対フリード戦ⅩⅠ

"レッサーデーモン"に急停止を指示したのが、効をそうした。

フリードの拳は"レッサーデーモン"を軽くかする程度ですんだ。


だが"レッサーデーモン"のステータスを確認して、がく然とする。


レッサーデーモン HN Lv10

(悪魔属/水属性/cost 15)

AT: 3.861/2.970

DT: 398/2.560


…あっぶねー!スキルの重ね掛けで防御値は4000を越えてたはずだ。

それがかすっただけで、このダメージだ。

すぐさま【カード一覧】の中に戻す。


【狂乱の妙薬】

これがフリードが飲んだモノだ。


アイテムのイラストカードと同じ小瓶だったので、ヤツが懐から出した時気付いた。


いわゆるバーサク状態にする薬で、10ターンの間DT 値を1.5倍、AT 値をなんと2.5倍に跳ね上げる効果がある。


もちろんバーサク状態のお約束として、デメリットもある。

まずスキルが一切使えなくなる。

そして全ての支援効果が無効になり、おまけに回復の効果まで効かなくなるのだ。


倒されるまで、ただひたすら暴れまわるその姿はまさに狂戦士にふさわしいだろう。


モンスター達を俺の後ろまで下がらす。

フリードのステータスを見てみる。


"見習い"フリード Lv 11

(ネクロマンサー/ヒューマン/男/闇属性)

AT: 4.125/1.650(+260)

DT: 1.785/2.260(+110)


防御値は直前の"ビーファイター"の攻撃が効いている。

しかしこの攻撃値の一撃に耐えられるのは、"アルラウネ"くらいだ。


「くくく!よくもここまでやってくれたな…

今までの苦労が台無しだよ。

ここでお前をバラバラにしてやりたいが、殺さないでおいてやる…

お前のその奇妙なチカラが何なのか解らないが、そのチカラは『聖地』の守人として、極めて役に立つだろう…」


―俺が素直に降参するとでも?


「お前の意思など知るか!

手足の骨を全て折って動けなくして、『聖地』に連れて行ってやるよ。

『聖地』におられる宗主様に【隷属の呪い】をかけて頂ければ、お前も従順で優秀な守人となるだろう…くくく!」


うわー、コイツいろいろとポロポロ喋ってくれるよなー。

「ところで『聖地』って、『廃都ザナ=ラウド』なんだろ?」


その言葉に、あらかさまにフリードは動揺した表情を浮かべる。


「な、何故お前が古きその名前を知っているっ?」


―ホント、コイツちょろいヤツだなっ!

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