表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

第二話【wheel of fortune】

 メインキャラの自己紹介です。

 今回はななめ読みしてもいいぐらいの内容かもしれません。

 それではどうぞ。

――――チームθ

そんなこんなで自己紹介。

・一人目

「オレの名前はエンマ。よろしく!」


 エンマと名乗ったのは、赤い服を着た青年で、髪型はまるで炎のようなボサッとした赤髪。目は赤というよりはオレンジに近いが、顔は日系。武器らしいものは見当たらないが、おそらく攻撃的な能力を持ってるだろう。あの、なんか炎的なものが。


「誰に話してんだ?」


 あと、なんか読心術に長けてる。野生の感とかいうやつだろうか。エンマ、恐ろしい子……


・二人目

「僕の名前は大和 翔≪やまと かける≫。君と同じ、選ばれた者の一人だよ。よろしく」


 どうやらいい人っぽい。見た目通り好青年という感じで、憎らしさのない爽やかさが漂う。俺と同じ黒髪で、服装もポロシャツにジーパン。着こなしが半端じゃない。目は若干茶色がかった黒。顔は日系で、もちろんイケメン。だが、本当に憎めない雰囲気がする。


「ソウハ君はどうやってここに?」


「えーと、妖精みたいなのが突然現れて、それで強引に連れてこられちゃった感じですね」


「そっか、僕の時もそうだったよ」


「……(小声)あのクソジジイめ、ちょっとは考えろよ……」


「!?」


「ああ、ごめん。なんでもないよ」


 どうやら優しいけど裏表のある人のようです。


・三人目

「アタシはルリカ=ベギータ。よろしく」


 三人目は女性。というか、歳はかなり近い気がする。髪は澄んだ青色で、目も青というか瑠璃色。おそらくヨーロッパ系だが、色々混じっていて特定できそうにない。ハーフ、いや、クォーターだと思う。


「ああ、あとアタシ、魔武器じゃなくて魔法専門だから、何か聞きたいことがあったら聞いてね」


「魔法専門なんてのもあるんだ」


「武器と違って乱発とかは出来ないけど、決まった能力じゃないからオールマイティに戦えるの。回復もできるしね」


 なるほど、と思う。魔武器といっても完全じゃないし、むしろ魔法の方が色々できる気がする。でも、ゲームみたいに簡単にあれこれ出来るわけでもないよな。どっちもどっちってことか。


・四人目

「俺の名は裏無 世界≪うらなし せかい≫。名前は貴様達の世界と似ているだろうが、こちらの人間だ」


 四人目はクールな感じだが、所々荒っぽい部分が見え隠れしている。髪は銀の短髪、目は灰色に近い白。服装は黒いコートにスラックス。ポケットからはチェーンが垂れている。

 さっきからテーブルに向かって何かしていたと思ったら、何やらタロットをしているようだ。


「『Ⅹ 運命の輪』の『正位置』か。意味は転換点、チャンス、変化、そして定められた運命……」


「なにが?」


「貴様についてちょっとな。しかし興味深いな……『Ⅹ 運命の輪』か」


 よく分かんないけどとりあえず問題はなさそう、と。


「そうだ、俺まだ武器の使い方分からないんだけど……」


「まあそうだよね。僕も最初はそうだったし」


「それにしては結構最初から使いこなしてたけどな。あん時オレびっくりしたぞ」


「そういうもんなのよ。頭より体で覚えた方がいいし、扱えない武器ならあの人が渡すはずがないもの」


「つまり、ぶっつけ本番?」


「「「そういうこと」」」


 やっべー、緊張してきた。


 タイトルは英語で『運命の輪』という意味です。

 次回、いよいよ主人公が初任務に出動します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ