↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ご当地ひとりグルメ! ~杜の都 仙台編~  作者: 芽生


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/7

第4話 杜の都 仙台5時

ホテルだと早く起きてしまう派です。

他にも朝食込みで予約する派などしない派などわかれますね。

 

 早朝5時に目が覚めた千尋だが、枕が合わなかったなど繊細な理由ではない。

 旅先では早めに起きて非日常感を存分に味わいたい――そんな興奮から自然と目が覚めてしまうのだ。

 これは遠足や運動会の日に早起きするのと似ているのではと千尋は若干自分の精神年齢に不安を覚える。

 念のため、スマホのアラームもかけておいたのだが、やはりその必要はなかったようだ。

 くわっとあくびをした千尋は窓のカーテンを開ける。

 昨夜は暗くよく見えなかったが、外にはビルが並び、朝焼けが美しい。


「これぞ旅先の良さだよねぇ……」


 家であれば、代わり映えのない景色であり、こんなに清々しい気持ちにはならなかっただろう。

 シミも皺もない真っ白なシーツと枕、部屋も不要なもので散らかっていないホテルの部屋。

 そう思うならば、休みの日にでも入念に掃除や洗濯をすればいい――というのは千尋も知っている。

 だが、それはまた別の話だ。自分でやらなくともいいのが旅先の魅力であろう。


「よし、大浴場からの朝食だー。あぁ、なんて贅沢! 学生時代からは考えられない……」


 そう千尋は思っているが、別段贅沢をしているわけではない。

 会社がそう思っていないので、出張時の申請が通ったのだ。

 飲食費は当然、自腹である。

 しかし、夜行バス4列で移動をし、カプセルホテルも女性用ドミトリーも経験済みの千尋にとっては出張は仕事であると同時に、各地の味覚やホテルを十分に堪能できるありがたさがあるのだ。


「タオルは2枚、化粧水とか乳液は浴場にあったからよし! すっぴんでいいのも楽でいいー」


(推し活だと優先するのが全部推しだから、ホテルでゆったりはないんだよね。朝早く起きて移動したり、グッズ販売にも並ばないといけないし。お風呂のあとに、朝食バイキング! ……一泊二日とはいえ、お土産はなにか気の利いた美味しいものを買わなきゃな。もちろん、自分にも!)


 館内着にスリッパといういでたちで髪を軽くシュシュでまとめる。ラフな姿のまま、千尋はいそいそと大浴場へと向かうのだった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。