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第8話 最高の肥料が切り開く交渉成功への嗅ぎ分け勝負

「肥料の質の良さを証明してみせますわ!!」


 そんな言葉を私は高々と宣言いたします。

私は前世の知識があるからこそ、骨粉や灰を混ぜ込み乾燥させた肥料の有用性を知っています。

ですが、今世では、この肥料は誕生していません。ナナミ様からしてみれば怪しさ満載の肥料ですわ。


 そうなると、必要になってくるのは別の方法での証明。

今回はアロンの鼻の良さを活用させて頂きますわ。

その方法について私は説明を始めます。


「ナナミ様に集めて頂いた各領地の土。これらは気候、湿度、砂質、成分により性質が異なりますわ。そして、土によって農作物も質が変わってきます」


 そして、私は土の入った瓶を2つ取り出し提示します。


「ですが、土の性質は目視で判断が不可能ですわ。この土が良いのか悪いのか、実際に作物を育ててみるまで結果は分かりません」


「せやねぇ。せっかく苗から育てたのに土質が合わんくて枯れてもうた時はへこみましたわぁ」


 そのナナミ様の言葉に私は深く頷き、肥料が入った壺に手を乗せます。


「だからこそ、この肥料ですわ。元気のなくなった土に栄養を補充し、蘇らせる農作の神器ですわ。ですが、この肥料もまた、質の判断は目視では難しいです」


 その後、私は鼻をトントンと軽く叩きながら、付け加えます。


「ゆえに匂いですわ。亜人種の中で獣人族は特に嗅覚が優れています。現に私が清掃員の仕事を手伝った際、茶色い土と糞の見分けがつかなかったのに対して、彼らは見事に糞だけを嗅ぎ分けられていましたわ」


 思い出しますわね。

頑張って集めた糞が殆ど土だったと判明した時の脱力感を。

それゆえ、獣人の……アロンの持つ嗅覚の凄さを実感できました。


「そして、この嗅ぎ分け能力は土や肥料の質も判断できるはずですわ。これから、仲間のアロンが目隠しをして、質が一番良い土を匂いで判断致しますわ」


 その技能、今ここで発揮させてもらいますわよ。

私はアロンへと視線を移すと、彼はプレッシャーを感じてるのか顔を青白くさせています。


「なあ、姉ちゃん。確かに鼻を頼るとは聞いてたけど、交渉が成立するか否かの重要な場面でオレを頼るなんて聞いてねぇぜ? せめて事前に内容を教えてくれりゃあ良かったのに」


「申し訳ございませんわ。ですが、これには理由がありますの」


 すると、補足をするようにナナミ様が会話の間に入ってきます。


「ウチからしてみればアロンはんやないと駄目なんや」


「なんでオレなんだよ。レニの姉ちゃんだって獣人だぜ?」


「能力だけみたらそうやねぇ。けど、レニはんはルイゼはんの従者。何かしら仕込んどるやないかと疑ってしまうんや」


「つまり、オレがガチでビビリまくっていたから、逆に信頼できるってわけか」


「そういうことや。商人は表情を読み解くのに長けておりますから、アロンはんの震えが演技でないのも分かります。ルイゼはんは、商人の性質を逆手に取ったわけやね」


「ルイゼの姉ちゃんがオレにビビっておけなんて言ったのは、これが理由か」


 すると、アロンはジト目で私を睨みつけてきます。


「ボーナスは弾ませてくれよ」


「ええ、もちろんですわ。成果には相応の報酬を支払うのが雇い主の義務ですから」


「オレが失敗するなんて微塵も思ってないんだな」


 するとアロンは頭をかきながら、ため息をつきます。


「せっかく街に住めるようになって、妹も体調が良くなってきたんだ。元の生活には戻れねぇし、ここで逃げたら仕事が無くなっちまう。さっさとやろうぜ」


 そう告げるアロンの声色には怯えの気配が消失します。

そして、アロンが目隠しをすると、ナナミ様の付き人が土の入った瓶を机へと並べて準備を始めます。


「それで、オレは何をすればいいんだ。各領地の土なんて嗅いだ経験が無いから判別できねぇぜ?」


「いえ、私がアロンにして頂きたいのは嗅ぎ比べですわ」


「比べる?」


「ええ、そうですわ。この数週間、貴方は肥料作りを手伝ってくれましたわ。その完成した肥料と匂いが最も近い領地の土を選んでくだされば十分ですわ」


 その私の言葉にアロンは意図が分からず首を傾げますが、ナナミ様は理解したのでしょう。

高揚感を抑えきれないのか口元を袖で隠しますが肩が僅かに揺れていますわ。


「さて、ナナミ様も結果を早く知りたそうですので、さっそく始めるとしましょうか。仕込みがあると思われないよう、公平性を保つためにナナミ様にもお手伝いをお願いできないでしょうか?」


「ええよ~。ほな、手伝っておやり」


 そう告げるナナミ様が2回手を叩くと、使用人は机に乗せられた瓶の1つを手に取ります。

そして、瓶の蓋を取ると、アロンの顔へと近づけます。


「まずは1つ目ですわ」


 その私の声を聞き、アロンは鼻をピクピクと小さく上下に動かし嗅ぐ動作をします。

そして、1秒と経たずに否定の言葉を口にします。


「この土じゃないな。泥水の匂いが混じってて湿っけがある。次を嗅がせてくれ」


 清々しいくらいの即答っぷりですわね。

こうなると興味が唆られますわ。私は下げられた1つ目の瓶を手に取ると匂いを嗅いでみます。

すると、ナナミ様も隣に立ち、同様に鼻を動かして土の匂いを取り込みます。


「さっぱり分からないですわね」

「さっぱり分からへんわぁ」


 と、同時に首を傾げます。

やはり獣人の嗅覚は優れていますわね。凡人の鼻ではさっぱりですわ。


 そんな私の関心を他所に、2つ目、3つ目とアロンは次々と土を嗅いでは「これは違う」と口にしていきます。

それを繰り返し、6つ目の土を嗅いだ瞬間、アロンが初めて眉をひそませます。


「この土、近いかもしれねぇ。一旦、保留にさせてくれねぇか。残りの土も確認したい」


 そのアロンの一言で場に漂っていた軽い探究心はどこかへ消え、張り詰めた沈黙が広がります。


 そして、残る4つの土を全て嗅ぎ終えると、アロンは「これで全部か?」と言葉を漏らし、肩を落とします。


「6つ目の瓶。それが1番、作った肥料と同じ匂いがした」


 そのアロンの答えに、私はすかさず6つ目の瓶を手に取り、ラベルに記載された領地の名前を確認します。


「これは……ふふ、あはは!!」


「お、おい、ルイゼの姉ちゃん、どうしたんだよ。オレ、間違えたのか?」


「その逆です。貴方は最高の仕事をしてくれましたわ!!」


 その抑えきれない高揚感を隠さず、私は土の入った瓶をラベルが見えるように机へ置きます。


「ナナミ様、アロンが今回私達が作成した肥料と近い匂いだと判断した土ですが、テンジュ産でしたわ。ナナミ様の着ているお召し物もテンジュで育てた材料を用いて染め上げた最高級品と仰ってましたわよね?」


「せやでぇ。まさか、見た目だけでは判断が不可能な土を匂いだけで嗅ぎ分けるなんてなぁ。しかも、最も上質な作物を育てられるテンジュ産の土を一発で引き当てるとは驚きやわ」


「くわえて彼が行ったのは、私達が作成した肥料と最も匂いが近い領地の土を言い当てた”だけ”という点ですわ」


 その私の言葉を聞き、ナナミ様は瓶を手に取り、ラベルに貼り付けられた『テンジュ』と書かれた文字を指でなぞります。


「テンジュは国の南に位置した温暖地帯やね。日照時間も長く、土も糞尿も早く乾きやすい。土地柄のおかげで農作物の育ちも良く、成長も早い。ええ土地やわぁ。そんな、土地が他所でも再現できたらなぁと思っておりましたわ」


「そのナナミ様の理想を叶えるのが、この肥料ですわ。実績はありませんが、獣人の持つ嗅覚によって成分は、ほぼ同じだと証明済みです。土ごと運ばなくても、この肥料を使えばテンジュの土地を短期間で作り上げられますわ」


 そして、私は肥料の入った壺を手の甲で軽く叩き、ナナミ様へ微笑を送ります。


「なにより、商人は速さが命なのでしょう?」


 その言葉が決め手になったのか、ナナミ様は腹の底を見せつけるかのように大口を開けて、興奮の感情を顕にします。


「ええね、ええねぇ~。最高峰の土地と同じ肥料なんてお金の匂いがしますわぁ。ルイゼはん、この話は他の商人にはしておりますやろか?」


「いえ、ナナミ様が初めてですわ。この交渉が決裂したら、『色喰いの商姫を出し抜ける肥料がある』と国内最大規模である被服商の”黄金鹿の角”へ商談を持ちかけるつもりでしたから」


「あの貴族や王族との取引を殆ど独占している老舗の”黄金鹿の角”とねぇ。ここで商売敵の名前を出すなんて卑怯やわぁ」


 すると、ナナミ様は右手を私の前へと差し出します。


「その肥料、ウチで買い取らせていただきます」


「ありがとうございますわ!!」


 私は差し出された手をガッチリと握りしめます。交渉成立ですわね。


 すると、緊張が解けたのかアロンが膝から崩れ落ちそうになり、それをレニが咄嗟に支えます。


「た、魂が抜けるかと思ったぁ……」

「ご立派でした、アロン様」

「アロン、お疲れ様でしたわ。謝礼は弾みますから妹さんに美味しい物を食べさせてあげてくださいませ」


 すると、アロンは焦点が定まらない瞳を向けながら「二度と交渉の場に立ち会いたくねぇ」と言葉を漏らします。私の無茶な要求に応えてくださり、感謝しかございませんわ。


 そして、私は改めてアロンにお礼を告げると、ナナミ様へと視線を戻します。


「ルイゼはんは、ええ仲間に恵まれとりますなぁ。正直、肥料の製造方法を購入して、清掃員を引き抜くなんて悪い手段も考えておりましたけど、これだと、引き抜きも無理そうやわぁ」


「抜け目がないですわね。流石は商人ですわ」


「ふふふ、根が強欲でないと他の商人に喰われてまうからねぇ。ルイゼはんもウチに喰われへんように気を引き締めんとあかんよぉ」


「あら、残念ですわ。私は個人的にナナミ様とお友達になりたかったですのに」


「そら嬉しいなぁ。貴族はんなのに亜人と友達になりたいなんて」


「オーバードルフ国屈指の異端、ハーヴェイ家の跡取り娘ですから」


 そう告げると、言葉に出来ない可笑しさが込み上げ、私とナナミ様はお互いにクスクスと笑いあいます。


「そんじゃあ、お友達になりましょ、ルイゼはん。亜人を差別せえへん貴族様とお友達になれるなんて最高やわ。それと、様付けなんてせず、名前で呼んでほしいわぁ」


「では、遠慮なく名前で呼ばせて頂きますわね。それで、早速なのですがアオイに頼みがありますの。お友達として少しばかし優遇をしてほしいですわ」


「お友達になったばかりで次の商談を進めるなんて豪胆やねぇ。そんで、我が友人であるルイゼはんは何をお求めで?」


 すると、アオイは明るい笑顔から切り替え、目を細めて商人として顔立ちをみせます。

話を聞いてくださると解釈してよろしいですわよね。


「まず、これからアオイには肥料を買い取り、染め物用の作物を育てて頂きたいですわ。そこで採れた原材料から一着分のドレスを作って欲しいのです」


「服の発注やな。ちなみに、誰が、どの用途で使用するドレスになりますやろか」


「着るのは私。用途は貴族などが集まるパーティですわね。納期は秋頃でお願い致しますわ」


「ふむふむ、今は春の節やから、ある程度は苗が育った農作地に肥料を蒔けば、夏には材料を収穫できそうやねぇ。そうなるとドレスは一ヶ月で作らなあかんねぇ。貴族向けとなると作成、色染め、刺繍と色々と盛り込まないといけへんから秋に完成できるか微妙やなぁ」


 そのアオイの構想に対して、私は首を横に振ります。


「いいえ、時間がかかる刺繍は結構ですわ。私が求めるのは、たった1色で染め上げたシンプルなドレスですわ」


「はぁ、それなら間に合うかもしれまへんけど、1色とは大胆ですわぁ。貴族社会では衣服にお金をた~んとつぎ込まないと威厳が保たれへんのやろ?」


「だからこそですわ。想像してみてください。単色なのに色鮮やかで美麗なドレスを身に纏う私の姿を。そして、『どうやって、それを作ったのか?』と聞かれましたら、こう答えますの、『色喰いの商姫アオイ・ナナミ作ですわ』と」


「なるほどぉ、そいつは昂りますなぁ。清掃員によって集められた糞尿。それを使った高品質な肥料。そして、大商人様が仕立てたドレス。聞けば聞くほど手間暇もお金も、人手もかかってますからなぁ」


 そのアオイの言葉に私は頷いて肯定を示します。


「ええ、プライドが高い上級国民様には風穴が空くような話ですわ。今までは単純に被服商へお金を積めばよかった。しかし、私達が作るシンプルながらも品質の高いドレスは”領主の力”、”領土の広さ”、”領民への支持”が無いと作れませんから」


「クックック、それらを統合した領主の力が衣服として可視化される。お貴族様からしてみれば沽券こけんにかかわる話やからなぁ。しかも、それを初めて示すのが、つい数ヶ月前に着任した女領主ともあれば、たまったもんじゃないやろ」


「その通りですわ。そうなると、他の貴族は私のような小娘に負けじとお金だけではなく、人手もかけた衣服作りを始めるようになりますわ。その流れに合わせて、私はドレスの原材料である作物の作り方。さらに元となる、肥料の有用性を流布するつもりです。それが私の真の目的ですわ」


「その話、詳しく聞いてもええかなぁ?」


「もちろんですわ」


 そうして、私はアオイにもウンコを駆逐する目的と、その理由について説明いたしますわ。

人口増加による捨てられる糞尿の量が各地で増大。

それに伴い、街中でウンコの匂いが充満。

我慢の限界に達した各領主が糞尿を街へ捨てるのを禁止する触れを出すこと。


結果として、川や海に糞尿が捨てられ、それを口にした領民が体調を崩し、疫病が流行る未来があるということを。

もちろん、私が未来を知っているという点は伏せて説明いたしましたわ。


「なるほどなぁ。今は戦争もなく平穏そのもので人口も増加中。ルイゼはんは貴族社会をよう知っとるから、その予測も信憑性はありそうやわ」


「少しでも信じていただけると助かりますわ。とにかく、バカ正直に疫病が流行ると言っても信じてもらえません。でしたら、別の方法で相手をコントロールするしかありませんもの」


「それが、ウンコを回収してお金にする循環環境ってわけやな。そのモデルケースとしてハーヴェイ領を使ったわけや。実績作りに、貴族様のプライドを刺激する計画。ルイゼはん、ウチより商人に向いておりますわぁ」


 すると、アオイは新しい玩具を与えられた子どもみたいに身体を揺らして嬉しさを醸し出します。

それくらいシンプルな話でしたら、どれだけ良かったか。


「アオイみたいに商人らしく利益損得の感情で耳を傾けてくれたら助かりますわね。しかし、なにぶん貴族は生まれの良さに拘る埃みたいな誇りしか持たない連中ばかりです。この計画自体上手くいくかは分からないですわ」


「せやけど、逃げ出すつもりもありまへんのやろぉ?」


「当たり前ですわ。このクソッタレな世界で後悔無きよう生きると決めたのですから」


「ええわぁ、その考え。なら、その生き様に恥じないドレスを作らないとなぁ。まずは、どこの領主様のパーティへ参加するんや?」


「王様ですわ」


「へ?」


 その私の口から放たれたワードにアオイは目を丸くし、今日一番の素顔を晒します。


「え、はい? 今、なんと言いはりましたぁ?」


「だから、王ですわ。我が国、オーバードルフ国王が主催する国家繁栄や安泰を祝う大祭典。そこで着用するドレスですわ」


「くくくっ、あっははは!! いくらなんでも段階をふっ飛ばし過ぎやなぁ。ホンマ、おもろいわぁ〜」


 と、アオイは手を叩きながら大爆笑をしてみせます。

すると先ほどまで会話を黙って聞いていたレニとアロンが慣れきった表情で頷きます。


「なんか、ルイゼの姉ちゃんの発言に慣れてきているオレが怖くなってきた」

「これがルイゼお嬢様の良さでもありますね。それに、1年限定領主で改革を行うとなると、これくらいの奇抜な発想と早さが必要になってくるのかと」


 レニの言う通りですわ。

加えて、私は未来を知っているからこそ、のんびりと過ごすわけにはいきません。

ウンコを駆逐するためには最短ルートでぶち抜いていかないと改革は起きませんもの。


 そうして、私はアオイの手を握りしめながら、改めてお願いを致します。


「それでは、我が国の王が見惚れるほどの素敵なドレスを期待していますわよ」


「任せておき。王様が腰を抜かして、自然と畏まるくらいのもん作ったるわぁ」


 こうして、大商人アオイとの交渉が終わりを迎えます。

次なる相手は我が国の頂点に君臨するオーバードルフ国王。

この先の未来が前世と同じならば、秋頃に各領主が一同に集う大祭典が開催されるはず。

そこで、王へ謁見し、各領地のウンコを除去する循環環境を作る足がかりにしますわ。


 そのためには、交渉の鍵となる王族さえ圧倒するドレス用意しませんとね。

まずは最高級の原材料である布を作りますわ。


「さあ、最高のドレスを作りあげますわよ!!」


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