これからの人生について考えたこと
大切な人が
どんな気持ちで生きていたのか知りたかった
今までたくさん支えてくれて
迷惑をかけてきたからこそ
思いを忘れたくなかった
だから、その人がやってきたことと同じ仕事をしてみたかった
好きなことを真似してみた
おんなじ生き方をしてみたかったし
そうすれば
何かわかる気がしていた
そうして
十年経って
やっとひとつの区切りがついた
あなたの背中を追いかけて生きていたから
これまでやってこれた
10年経っても、忘れない
まだ覚えているよ。生き続ける限り
ここが新たなスタートライン
だとしても、僕は一人じゃない
共に歩んだ日々がある。過ごした瞬間を抱えるように
昔と変わらず進むよ。あなたを思い出して
前しか向いてない
過去は振り返らない
他の誰もいなくても、生きていける
そんなカッコつけた詩を
言いたくなるくらい僕は直向きに先を見てやってきた
でもさ
本当は違うんだ
恐いし
不安だし
逃げたかった
嫌なこともたくさんあった
それでも
進んできた。信じてやってきた。それを教えてくれた、今は亡き大切な人がいるからこそ
僕はこうして生きている
生き残っている
まだまだ
終わってないよ
新境地へ
奮い立たせて、気持ち新たに
残されたからこそしっかり生きて
もがいて、苦しくたって、
生きてこそ得られるそれら感覚、感情の一つ一つを
大事に、丁寧に扱っていく中で
未来は拓ける
必ず
自分の手で掴める
これから先、どんなことがあっても
僕は僕であり続けるよ
進め、明日へ
明けない夜は無いから
良いと思った方へ
変えていこう
自分で動いて
確かめて
どんなに大変でも
いつかは光が差す
永遠に続くことはないし
変わらないものなんてない
風が吹いていく
秋の風なのに
いつもなら香しい金木犀を
大量発生中のカメムシが掻き消して
十三夜の月は濃霧に隠れ
明かりは見えずとも
行く先に期待という名の
灯し火が心の内に煌めいている
吹き抜けても
振り向いても
見上げても
そこに秋など無いかのようなのに
何も無いかのようなのに
思えても
僕には確固たる意志がある
これからも、歩み続けるという
決意を胸に
終わらない
終われない旅路をまた
歩みはじめよう
僕は、僕として生きていくけど
あなたのことも、大事にしながら生きていくよ
だって
生きてこれたのは
あなたのおかげだから
これから先も
まだまだ
やれるだけ
やってやる
これは
あなたができなかったこと
やりたかったこと
それを、僕が理解してやるってこと
意志を受け継いで
覚悟を決めて、信念を貫いて
そうして、人のために
誰かの支えになると信じて
やってみるよ