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想いの詩(仮題)

面影(または恋文)

作者: 浮き雲



愛しき人の面影は いつも哀しく浮かびきて


わたしは、ひとり時を超え その面影を抱きます


もはや、辿れる道もなき 片恋なれど、それは、まだ


枯れることなくこの胸に 秘かに咲いているのです




与えた傷の見返りに 自らつけた傷口の


癒えることなき苦しさも あなたを描くすべならば


その痛みさえ愛しくて


忘れぬもののあることの そのしあわせを、しあわせと


思って、日々を過ごします




「あなたは、いまも健やかに 日々を暮らしていますか」と


「あなたは過去にとらわれず


いまを、明日を大切に 生きてますか」と問いたくて


問えぬ、わたしの「いま」が、また


遠いあなたを気づかせて やはり、哀しく思えます




だから、こうして文字の中


想い、しずかに鏤めて


夜に紛れてひそやかに 電子の海へ浮かべます


紡ぐ言葉がときの果て わたしが消えてさえも、なお


つきぬ想いと愛しさを


あなたに伝えてくれるよう ただ、それだけを願います





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