白雪姫っぽい話?
昔、とある王国に一人の王妃様がいました。
王妃様は魔法の鏡を持っており、いつも鏡に問いかけます。
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰じゃ?」
『それは王妃様、あなたです。たぶん』
「なんで『たぶん』を付ける!いらんじゃろそれ!」
『はいはい。あなたが一番です。三十にもなって、どっからどう見ても十二・三にしか見えないあなたが一番ロリ美しいです』
「ロリをつけるなぁー!」
・・・まあいつもこんな感じでした。
そんな王妃様には一人の娘がおりました。
名前は白雪姫・十歳。ちなみにお妃様の連れ子です。
王宮の人々からは「背はちっこいのに胸はでかい」「キラキラネームww」「寝室に引きずり込みたいわ」「白雪姫たんハアハア」などと慕われて?いた。
・・・ほんとに慕われてるかコレ?
何はともあれ王妃様と白雪姫が日常を過ごしていたある日、王妃様の日課に重大な異変が起きました。
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」
『んー、今日からは白雪姫です』
「・・・は?」
王妃様はそれを聞いて呆然としてしまいます。
『実は今日の朝、白雪姫がバストサイズCを超えたのです。いいですよねロリ巨乳!!最高ですよロリ巨乳!それに引き換え・・・』
鏡は少しためてトドメを刺します。
『王妃様は永遠のAAサイ「言うでないわアホ鏡ぃー!」ズ・・・』パリーン
王妃様のヤクザキックにより鏡は粉々に砕け散っていった。
「ううう、このままじゃ、このままじゃ王様取られちゃう・・・」
どうやら王妃様は王様をロリコンだと思っているようです。
王妃様との結婚も合法ロリだったからかも?
「・・・とりあえず落ち着きましょうか」
そう言ってトボトボと寝室へと戻っていくのでした。
・・・誰もいなくなった鏡の部屋の中で、
「ああ、かわいそうな王妃様。それなら俺が何とかしてあげましょう」
なんと、不審者が潜んでいたのでした。
「不審者じゃない!王妃様の愛の奴隷のコビト子爵だ!」
さらにやばい人だったようです。
不審者は王妃様を追いかけると怒涛のプレゼンを繰り広げます
「というわけで、白雪姫は私が大切にお預かりさせていただきます。王妃様は大船に乗ったつもりでいていただきたく」
「し、しかし妾の実の娘じゃし、引き離されるのは寂しいし・・・」
どうやらあまりの事態に頭がわかっていないようです。
「なに、王様からしばらく離すだけです。その間私どもが大切にお預かりしますので」
「うう、それなら・・・」
王妃様、自分を追い詰めすぎてヤバい判断を下してしまいました。
あれから半月後、正気に戻った王妃様がコビト子爵のもとに向かっていました。
「あああああ。すまぬ、すまぬ白雪姫ぇー!」
馬車の中で王妃様は頭を抱えながら絶叫していました。
・・・まあ、あんな変質者に娘を預けてしまえば、ねぇ・・・
「無事でいてくれ、白雪姫!」
ついでに王様も。
実は王様は王妃様一筋だったようです。
ふうふの意思疎通は大事ですね。
「とにかく急げ!コビト子爵家まで!」
そうしてようやくたどり着いたコビト子爵邸では、
「あ、おとー様、おかー様!」
元気いっぱいで手をふる白雪姫と、
「この度は父が申し訳ありません!」
ひたすら頭を下げる十歳くらいの子供と、
「も、もう許して・・・」
全身ボコボコにされたコビト子爵他六人ががいました。
「こ、これは一体・・・?」
少年ことコビト子爵の子供であるプリスくん曰く、
・白雪姫が屋敷に来た直後、手を出そうとした子爵及び親戚六人を姫自身が返り討ち
・それからしばらくはプリスくんが姫をガード
・つい先程、子爵が媚薬入りりんごを姫に食べさせる
・なぜかスーパー状態になった白雪姫が子爵達の全身をまんべんなく殴打
・王様夫妻到着←今ここ
だそうで。 ・・・なんで?
「とにかくうちのアホ父がやらかしたこと、本当に申し訳ありませんでした!」
頭を下げ続けるプリスくんと、
「オラオラオラオラオラオラオラオラァ!」
子爵に空中コンボを決めている白雪姫を前に、王様も王妃様もあっけにとられるしかありませんでした。
~後日談~
あの後、結局白雪姫は王妃様のところに戻ることはなかった。
「白雪姫、僕のところに嫁に来てくれ!」
というプリスくんの発言に白雪姫が承諾したからだ。
まあそれはいいのだが、
「あの子、どう見ても女の子なんじゃがなぁ・・・」
いまだにボコられまくっているアホ子爵たちの調査報告書を前に、ため息しか出なかった。