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異世界術師の夢見る世界  作者: ジッキンゲン公爵
試される異界生活
23/31

#23 歴史に名を残す人

 泥水の中に沈められたような体の重さ。

 湊は目を覚ますと、視線だけを何とか動かして月明かりに照らされる部屋の中を見渡した。

(……日本じゃない)

 ガッカリする気持ちを抑えもせずにため息を吐いた。

 すると、喉のひりつく痛みに思わず顔を歪めた。


「――湊様?」

 リリーの声が聞こえ、ベッドの横を確認する。

「――りり」

 発声はガラガラヘビの尾の方がまだましな音を鳴らすかと思われるくらいにガラガラだった。

 この子が無事なことに安堵して手を伸ばすと、手はすぐに握り返された。

「大丈夫ですか?」

 喉は破れたように痛むし、頭は何かがずっと殴り付けてくるようだった。湊は静かに首を左右に振った。

「寒くはありませんか?」

「さむい……」

「火をお持ちしますね」

 リリーが立ちあがろうとするのを、力の入らない手で引き留めた。

「湊様、すぐに戻ります」

「……いい……。りり……ねて……」

「これが済めば、寝させて頂きます。大丈夫です」

「ごめ……おれ……ごめん……」


 湊はまた眠りに落ちた。


 次に目が覚めた時にはもう外は明るかった。


 体の調子も多少良くなっていた。

「りり……」

 呼ぶと、すぐに駆け寄って来る足音がした。

「湊様、おはようございます!」

「おはよ……。なんか……飲めるもん……」

「先程の牛乳がまだあります。今度こそ飲めますか?」

 今度こそと言う事は湊は何度か目を覚ましたのだろうか。

 胃の不快感が酷く、牛乳なんか飲める状態じゃない。ただでさえお腹が弱くて牛乳は苦手だ。乳糖不耐性は辛い。

 だが、リリーが心配そうな顔をしているので頷いた。

「のむ……」

 リリーが離れていくのを見送る。ニカは部屋にはいなかった。


(……今何時だ)


 全く眠れた感じはしないが、夜に一度目が覚めたことは覚えている。

 湊は何とか現在時刻の確認をした。

 ――三時半。

 意識を失ったのは昼時だったので、丸一日以上寝ていたらしい。

 リリーが温かくした牛乳を持って戻ると、湊は何とか起き上がろうと力の入らない腕でベッドを押した。

「つつつ……」

 頭がガンガン痛むし、吐き気もすごい。

「大丈夫ですか?無理はしないでください……」

「うん……なんとか……」

 起き上がれずにもたもたしていると、リリーがベッドに座って上半身を抱きしめ、起き上がらせてくれた。

 すぐに離れて行こうとする体を抱きしめたまま、湊は目を閉じた。


「湊様……?」

「もう少し……このまま……」


 自分の脈が、リリーの脈に整えられていくようだった。意識もはっきりして行く。

「……はぁ。……りりが無事で……良かった」

 リリーの柔らかい髪に指が絡む。リリーも優しく、何か触れ難いものに触れる様に極めて優しく抱きしめてくれた。

「湊様がこんなに苦しむなら……リリがそうなりたかったです……」

「そんなこと言わないで……」

 湊は首を振ると、リリーから離れた。

 背にクッションや枕を押し込んで楽なようにしてくれる。

「……イッサ様は……?」

「バウマン様は今新しい医療魔法陣と薬を貰いにお出かけくださっています。あの後、すぐにお帰りになってからは一晩中ついていてくださってましたよ」

「覚えてない……」

「良いんですよ。よく寝られて良かったです」

「ん……。ここ……イッサ様いなくて平気……?」

「大丈夫です。湊様がバウマン様にお渡しになった魔法陣を預かっています。何か悪い人が来たらきっと、私がやっつけて見せますので!――さ、少しでも飲んでください」

 湊は渡された温かいマグを両手で包むと少しづつ飲んだ。

 飲んでみれば意外と飲めてしまうもので、牛乳が底をつくと、ほぅ……と温かい息を吐いた。


「……なんか、楽になった気がします」

 とは言え、まだガラガラ声だが。

「良かった。湊様、本当に申し訳ありませんでした……」

「……俺の自業自得ですよ。自分の力でなんとか出来るって思ってたけど……本当バカだよね」

「湊様……。湊様は何も悪くありません」

 全てはここに連れて来たリリーのせいだと言うようだった。

 リリーの目に今にも溢れそうな涙が溜まっていくと、湊は指の背で頬を撫でてやった。

「全部何とかなるよ……大丈夫」

 リリーが黙って頷き、扉が叩かれた。


 すぐにリリーが扉へ向かった。その手には魔法陣の書かれた紙。

「どなたですか……」

『私だよ』

 イッサの声だが、リリーは鍵を開けなかった。

「ヘイバン様は息子が生まれたら何と名前を付けようと思ってらしたかご存知ですか」

『ワタル、だね』

 そこまで聞き、リリーはようやく扉を開いた。


「おかえりなさいませ。バウマン様」

「ただいま。お?湊も目が覚めたようだね」

 イッサは部屋に入ってくると真っ直ぐ湊の下まで来て、ベッドに腰かけた。

「おはよう。調子はどうだい」

「……悪いです。……さっきのは?父さんの名前……」

「イシュワは憲兵に連れて行ったが、それでマキナの疑いが晴れたわけじゃない。私の声を真似られると嫌だから、合言葉を作ったんだよ。リリと他にも色々共有しておいた」

「良かった……。イシュワも……兵隊のところなら、安全に過ごせる……」

「この期に及んでまだイシュワの心配をしてるのか。イズアルドと似てないようで本当に似てるな」


 イッサが苦笑していると、リリーがシチューを持ってきてくれた。

「湊様、お昼に私たちが食べた残りなんですけど、少し召し上がりませんか?」

「いや……固形はちょっと……」

「先に薬を飲めば少しは食欲も出るはずだよ。消化器系のダメージと爛れた粘膜を保護する薬をもらって来たからね」

「……薬は……ちょっと……。効果怪しいし……」

「私がきちんと医伯から貰って来たんだから怪しい訳がないだろう。目の前で調合して貰ったし、医伯と私以外誰も触れていないものなんだから信用しなさい」


 製薬会社の作った確かな薬じゃないと思うと、それだけでもう疑わしく感じる。

 湊は渋々薬を三個受け取り、薬包を開いた。

「――あ、待ちなさい。先に私が」

 横からイッサが指を伸ばし、ペロリと三袋全て味見した。

「うん、問題なさそうだね」

「本当かな……」

「本当に決まってるだろう?ほら、子供じゃないんだからちゃんと飲みなさい。痛み止めもあるんだから」


 渋々飲み下す。

「どうだ?良くなったか?」

 そんなに早く効くかと突っ込みたかったが、不思議と痛みは引き始めた。

「……プラシーボ効果すごいな。いや……魔法……?」

「良かった良かった。じゃあ、腹を出しなさい」

「腹……?」

 湊が首を傾げるより早く、リリーはサッと背を向けた。

「腹だよ。腸の吸収を妨げる魔法陣がそろそろ消失してるころだからね」

 はて、と湊はいつの間にか着せ替えられていたパジャマをめくった。

 何も書かれていないガーゼが貼られていた。

 イッサはそれを剥がし、光を漏らす魔法陣が書かれた新しいガーゼを貼り直した。

「これで良い。じゃあ少しは食べて」


 勧められ、湊はベッドにリリーがお盆ごと乗せてくれたシチューを口にした。

 味はいいが、内臓の損傷が強い吐き気を生み出しそうで、よく噛んで食べた。

 何口か食べるとすぐに胃がいっぱいになり、上げ膳据え膳でリリーが全て片付けてくれる。

 湊は申し訳ないなぁと思いながらその様子を眺めた。


「さて、もう少し寝るか?それとも私の魔法講習を受けるか?字の練習と言う過ごし方もある」

「……字やります」

「無理なさらず、寝ても良いんですよ?」

 リリーが言うが、湊は首を振った。


「報告書が……俺を待ってる……」


 一言で言えば社畜根性かもしれない。

 必ず近いうちに報告書と顛末書の提出が必要なはずなのだ。嫌なことはあまり先延ばしにするともっと嫌になる。

「リリ、教えてくれるかな……」

「は、はひ」

 リリーが鉛筆と紙を持ってきて、二人で布団の上で字の練習を進めた。

 夜が来る前にリリーはうとうとと船を漕いだ。

 そして、猫のように小さく丸くなって寝始めると、湊はその頭を撫でた。


「今日はここまでか……」

「リリは一晩中、悶えてた湊に付き合って起きてたからね。疲れているんだね」

「そうですか……。悪いことしたな……。イッサ様も一晩中ありがとうございました」

「構わないよ。リリに報いるには一日も早く良くなる事だよ」

「……回復魔法とかないんですか……?」

「解毒の魔法はもう掛けたぞ?」

「効いてない……」

「それでも効いている方だと思うしかない。肝臓の働きを一気に高める魔法だから、あんまり連続で使うと肝臓を壊す。傷を癒すような物もあるが、解毒の魔法との併用は体力を使いすぎる」

「……エネルギー保存の法則無視してるのに……肝臓機能高めるだけって……。科学がない限界か……」


 湊はペンを取り出すと、つらつらと宙空に文字を書き始めた。

「何を書いているんだ?」

「俺なりの解毒です……。失敗したら吹き飛ばしてください……」

「お、おいおい……。連続で使うなって言ってるそばから……」

 イッサは呆れ混じりに杖を取り出した。

「……酵素と変性……。酸化……還元……分解……。変性と排出……」

 化学反応式と共に相変わらずどう見ても全く魔法陣ではない物を書くと、出来上がったところで魔法陣はゆっくりと湊の上に降りてきた。

「……力塊誤作動は起こさなそうだな?」

「本当ですね……。うまく行くかな……」

 そして魔法陣が湊に触れた瞬間、湊は熱を持たない炎にボッと包まれた。

「み、湊?」

 火に包まれながら湊は喉を押さえていた。

「――っグゥ!!喉が……!!」

「大丈夫か!?」

 イッサが魔法陣を消すために慌てて何かを書こうとすると、湊はイッサの手を握りしめた。

「おい!消させろ!!」

「だ、大丈夫……!」

 騒がしさにリリーも飛び上がるように起きると、燃えながら喉を抑える湊をゆすった。

「湊様!どうしたんですか!!バウマン様!この魔法は!?」

 神火が消えて行くと、湊はゼェゼェと荒く息を吐き、自らの手を見下ろした。


「湊様!大丈夫ですか!!」

「――リリ、ごめん。おはよう。調子良くなったら喉の痛さが一気に来たみたい」

「調子良く……?」

「うん、思ったよりうまくいきすぎたかも。でも、喉と胃荒れがひどいや」

「……無理してないか?解毒系の魔法はやりすぎると肝臓がイカレるぞ。そんな事になれば今より手痛いしっぺ返しが来る」

「肝臓の働きを魔法陣で肩代わりしました。ここ、何でもありでしょ」

 あっけらかんと言い放つとイッサは頭が痛いとでも言うように眉間を抑えた。

「何でもありなわけがあるか……。あの火の魔法陣と言い、とんでもない奴だな……」

「湊様……本当にもう喉が痛いだけなんですか……?」

「あ、うん。まだ胃も悪いけど殆ど問題ないよ。心配かけてごめ――」ごめんね、と最後まで言う前に、ボフッと体に温かいものがぶつかり、湊はベッドに倒れた。


「みなとさまぁ!良かった、良かったぁ!!」

 張り付いてくるリリーの感触に湊はガラガラの声で笑った。

「はは、すみませんでした。もう大丈夫ですよ。いやぁ、生化学の授業真面目に取っててよかったなぁ」

 抱き着くリリーの背を叩いていると、イッサが湊の頬をグーで押した。

「一々心配を掛けて……。湊は化け物か」

「そんな。イッサ様、こんなの誰でもできますよ」

「できる訳がないだろう。だが、それも教えてもらうよ」

「……教えられる程じゃないです」

「ケチケチするな。さ、食事にしようか。あぁ、私が準備するから二人はもう少しくっ付いてても良いよ」

 それを聞くとリリーはパッと湊から離れた。

「い、いえ!バウマン様、お手伝いします!」

 イッサはひらひらと手を振ってベッドから立ち上がり、教え子も、その孫も歴史に名を残す者になると確信した。

 自然と笑みが溢れるようだった。


 ◇


「何となく、イシュワは違う気がしちゃいますけどねぇ?」

 月が登り切った頃、ずっとベッドの上にいさせられている湊が言う。

 ロッキングチェアで揺れていたイッサは疲れたような息を吐いた。

「はぁ……。揃いも揃ってなぁ。リリもそう言って聞かないんだよ。じゃあ、マキナがそうだと思うかい?」

「いやぁ……。マキナも親切にしてくれてますし……すごい祖父ちゃんの事心配してくれてるのが伝わってくるんすよねぇ」


 ベッドサイドに座っていたリリーも頷く。

「昨日手袋を取りに見えた時、お隣のカッツ様に医伯を呼ぶように言ってくれて……医伯が来る前に少しでも出来ることを探して色々して下さいました。手袋はまた忘れて行っちゃいましたけど」

「本当に祖父ちゃんに死んで欲しいなら、わざわざ医者呼んでくれるんですかね?今度の薬はかなり効いてますし」

「うーむ。やはり薬袋から毒物を直接取り出したイシュワが一番怪しいが……君達二人はイシュワもマキナも違うと言うんだね?そうすると、消去法で疑うべき人物はエライヤになるんだけど」

「あー……ヤージャ女史とも思えないですねぇ」

「やっぱり、ただの誤発事故だったんじゃないでしょうか?」

 リリーが首を傾げ、イッサは肘置きにもたれた。


「仮に本当に誤発だとしても、湊が飲んだのは致死性の毒だった。憲兵の所に持って行ったらすぐに調べてくれたんだから間違いない。イズアルドに消えて欲しいと思っている者はいるんだ。念のために明日にでもサラニカも問い詰めるつもりではいるが……もっと視野を広く持つべきなんだろうか」


 悩むように声を上げるイッサの姿は無駄にダンディだった。

 キセルを差し出されると、湊は使えるようになった適当な火の魔法陣を書いてキセルに着火した。

「ありがとう。――あまり無関係な者が犯人だと防ぎようがなくなるのが疲れるな」

「俺は全く無関係なところに犯人がいる方が気が楽かもしれないです。良くしてくれてた人達が犯人だと人間不信になりそう」

「私も無関係な人が良いです……」

 そう言った二人の雰囲気は暗かった。


 イッサがキセルから吸った煙をフゥー……と細く吐き出す。タバコが燃え尽きてしまうと、囲炉裏暖炉へ行って薪を一つ焚べた。


「考えても答えは出ないな」

「そうですね。じゃ、そろそろ俺は勉強に戻ります」

「私も少し仕事をしよう。何か分からないことがあったら呼びなさい」

「はーい」


 イッサが平文の机で作業を始めると、湊もまたリリーとベッドの上で字の練習を始めた。

 イッサは昼に戦地から返ってきた手紙に目を通し、アルケリマンの駐屯地を一つ落としたという報告に感嘆を漏らした。

 もう戻らなくても良いのではないかと思うが、二枚目の手紙には早く戻って来いと軍からの小言がビッシリと記されていた。

 そばに居ても後輩の混乱が良くなるわけじゃないだろうとか、後輩が見つかるまで街にいる約束だっただろうとか、補給ついでに帰っているのだから補給を待つ者達のことを考えろだとか。

 軍の魔術師達は戦闘向きの魔法は使えるが、その他の細々とした魔法は苦手とすることも多い。イッサも前線で命と体を張っているが、伝書鳩を飛ばしたり、紙を作らされたりと、雑用までやらされている。

 けしからん、そう心の中で呟く。

 返事を書き終えると、イッサは思い出したように顔を上げた。

「湊、明日は――」と、そこで言葉を切った。

 湊とリリーは散らかるベッドの上で寝入っていた。ヘッドボードに体を預けてお互いに寄り掛かりあっている。

 動ける体になったとしても明日はまだ魔術省に行かない方が良いと言おうと思ったが、朝起きてから伝えれば良いだろう。

 逆にイッサは魔術省に出てマキナに手袋を返すついでに監視しておかなくては。もしマキナでなくとも、湊は今の状態ならイズアルドの魔法陣を使って己とリリーの身を守れるだろう。

 薪を追加で囲炉裏暖炉に一つ放り込み、ベッドの上から下手な字が書かれているメモを退けていく。

 他にもあれこれと寝る準備を整えると、イッサも寝る体勢になった。


 ◇


 次の日、湊は目覚めると――目の前には赤茶色のもしゃもしゃがあった。

「――ん?」

 少し楽になった喉で疑問を口にした瞬間、赤茶色のもしゃもしゃがこちらを向いた。

「――起きたか」

 イッサだった。

「……イッサ様、何やってんすか」

「若人二人を同じベッドで寝させるわけにはいかないだろう?仕方ないから私もここで寝た。ロッキングチェアよりずっと寝易かったよ。今夜からはもうこうやって寝るか」

「若人二人――って、そっちにリリがいるんですか!?」


 ガバリと起き上がると、リリーは丸くなって普通に寝ていた。


「良く眠っていて可愛いね」

「か、可愛いって……」

「私から見れば湊もリリも可愛いさ。さて、私はお茶を飲んだら魔術省に出る。湊は今日もリリとここにいなさい」

「あ、お茶くらい淹れますよ」

 湊がベッドから立ち上がると、イッサも弟子サンドイッチから抜け出した。

「気が利くじゃないか。でも、湊はお茶を淹れるよりももっとやらなければいけない事がある」

「字の練習ですか?」

「そうだね。私にでーぜるの理論の話をしながら、こいつを引いて説明書を書きなさい」


 ベッドに放られたのは本だった。表紙も中も一つも読めないが、辞書だという事は分かった。


「……いきなり高度すぎないですか?」

「できるはずだよ。湊ほどの化け物――いや、賢人なら」

「いやいや、マジで買い被りすぎですって。本当に誰でもできることしかできないです」

「謙遜はやめなさい。自分の限界なんて口に出しても良い事はない」

「……いやぁ……そうは言っても……」

「リリも手伝ってやりなさい」

 リリーに振り返ると、いつの間にか起き上がって話を聞いていたリリーは頷いた。

「はひ!お任せください!」

「程々にね」


 湊は日本語で説明を一行書くごとにリリーと二人で辞書を引いた。だが、説明に必要な言葉がこちらに存在しない事が多々あり、説明書の作成も、説明も難航した。


 魔法陣の説明は大して進みもせず、イッサはお茶を飲むと出かけて行った。

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― 新着の感想 ―
[一言] 湊「あれ?俺なんかやっちゃいました?」 やっちゃったよ!知識チートだけじゃなく 薬をうっかり飲んだりマキナを疑ってない事もだよ! リリーもだけどお人よしが過ぎる…… あれからマキナが一旦…
[良い点] イッサ様とちゃっかり3人で川の字wwリリちゃんそこ変わって欲しいな???)))朝起きたら隣にイケおじとか最高やないか......。 湊くんイッサ様がリリちゃんの事可愛いって言った事に反応…
[一言] おおぅ……解毒しちゃったよ湊君…コレには師匠もビックリ。湊君のなんでもありでしょ発言に頭痛www まあ、違う世界の人間から見たらエネルギー保存の法則無視してる世界ですからね~なんでもありに感…
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