36.5「タロウ:不可思議な方向に奥深い味」
本日2回目の更新です!
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やばいっすわ、あのコウモリの大群。
ヴァンさんて半分吸血鬼なんやから、コウモリって手下なんちゃうの? って聞いたら首捻られたっす。
地球の吸血鬼とは違うんやって。
マトンとかマロウとかマガクとかより全然小さいっすけど、なんつっても多いっす。
多すぎっすわ。
しかも小さいっても、日本で見るコウモリより断然大きいねんで。
南米とか行ったらおるかも知れんサイズよ。
小さい頃にコウモリ見てビビらんかった?
なんか血吸われそうで走って帰った事あったで俺。
あんなデカイのが何匹もで血吸ったらカラッカラやで。
俺の大事な杖折られるしさー。
がっぺムカつくっす。
でもちょっとロップスさんと仲良くなって来たのは嬉しいやん。
なんやかんや言うても十二歳よ。大人の対応したったら余裕余裕。
一緒に杖と槍折られるくらいに仲良しやで。
ほんでなんかヴァンさんに良いアイデアあるらしいねん。
俺の発言から閃いたみたいやけど、どうすんのかな? 全然分からんけど。
どうもプックルの魔法に期待してるみたいやね。
まーウチのプックルは出来る子やから!
期待して良いでしょう!
「そんなことできるっすか!」
「ダメっすやん」
「怖すぎー!」
「聴きたいっす!」
「なんすかそれ?」
「え? それなんすか?」
そうなんすか。
帰リタクナル魔法が良いんすか。ちょっと予想外っす。
音で撹乱する的なのを求めてると思ってたっす。
でもヴァンさんはもっと出来る子やからね。たぶん大丈夫なんやろね。
「……地球……、日本……、菓子パン……」
まじっすか。
俺ってあの小さい菓子パンをそんなに求めてるとは。
今度ヴァンさんに菓子パン作ってもらうっす。
あ、案外いけるんすね、マヘンプク。
変な味やねんけど、手が止まらんっす。
ちょ、ちょっとロップスさん食べすぎっす! それ俺が狙ってた肉っすよ!
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