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Ⅰ号指揮戦車A型 Kleiner Panzerbefehlswagen, (1k1A)

I号指揮戦車A型 Kleiner Panzerbefehlswagen, (1k1 A)の詳細。


これもまた詳細がわかりませんでした。

車体形状も怪しいものがあります。(いつもの事か…)

I号指揮戦車A型 Kleiner Panzerbefehlswagen, (1k1 A)


 I号戦車の派生型の中で最も有名で、また最も数多く生産されたのがこのI号指揮戦車である。

 ただし、写真など記録に残っているものはほとんどⅠ号指揮戦車B型 (Sd.Kfz.265)であり、Ⅰ号指揮戦車B型の試作車両としてI号指揮戦車A型(1k1 A)が生産されることとなった。


挿絵(By みてみん)

▲図14-1 I号指揮戦車A型前方参考図

挿絵(By みてみん)

▲図14-2 I号指揮戦車A型後方参考図


 重 量…不明

 全 長…4.02m?

 全 幅…2.06m?

 全 高…不明

 乗員数…3

 武 装…無し

装甲

 前  面…13mm / 27–63°

 側  面…13mm / 70–90°

 後  面…13mm / 50–75°

 上  面…6mm / 0–50°

 底  面…6mm / 0°

諸性能

 エンジン…クルップ M 305 水平対向4気筒 空冷

 出力/回転数 …57 PS / 2,500

 排気量…3,460cm³?

 変速機 (前進/後進)…5 / 1

 最高速度…不明

 燃料搭載量…不明

 航続距離…不明

 キャタピラ幅…28cm?


 わざわざ指揮戦車なるものが作られた背景には、無線指揮に対するドイツ軍の考え方がある。

 無線を利用した指揮・統制は、ドイツ軍の編み出した機動戦術にとって死活的に重要だったのである。

 なぜ無線機が死活問題に繋がるかというと、一般的にはI号戦車に装備される無線機はFu.5送受信機であったが、通常はFu.2受信機が戦闘室右前部に装備されていた。この場合、操縦手が無線手を兼ねなければならなかった。操縦しながら無線を操作できるわけもなく、その上全般的な戦闘指揮など全く不可能だった。このため、戦闘指揮を専門とするために開発されたのがI号指揮戦車というわけである。


 制作はI号戦車A型をベースにしたタイプで、新規生産ではなくI号戦車A型の最初の生産ロットであるLaS 2ゼーリエの車両を改造して製作された。

 改造の要領であるがまずI号戦車A型の砲塔を取り外し、ほぼ同じ位置に8角形の背の高い車長用キューポラが設けられた。車長用キューポラは戦闘室の右半分をそのまま上に延長したような形状に成型されており、上面には右開き式の半円形のハッチが、前面と後面にはスリットのある視察クラッペが設けられていた。


 武装は装備されておらず車長用キューポラの右側後方に通常のロッドアンテナ、車体右側前部のフェンダー上にコの字型をしたフレームアンテナが取り付けられていた。

 戦闘室内部には通常型I号戦車の標準装備であるFu.2受信機に加えて、Fu.6送受信機と専用の無線手が追加されていた。


 I号指揮戦車A型は、1934年3月2日に行われたドイツ陸軍兵器局とクルップ社との会合において開発が決定され、当初は10両の製作が発注されたが後に15両に増やされた。最終的には6両の生産で終了している。


 完成したI号指揮戦車A型は1935年8月18~30日にかけてミュンスターの試験場において試験に供され、その後ツォッセン自動車化教導隊の第1、第2大隊本部と、オールドルフ自動車化教導隊の第1大隊本部に配備された。


ここまで読んでいただき、感謝の極み。


知っている人は知っているという車両です。

プラモも発売されていますねー

マイナーなのにびっくり。


次回はI号指揮戦車B型を掲載予定です。

イラスト多めの構成になっています。

乞うご期待!!

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