この世の悪は一掃される。 受けるがよい。
95.1.1
いったい、汝らを焼く火の大波を、〔神が〕汝らの上に浴びせかけられるとき、逃げ去って助かるところがあろうか? いったい、汝らの上にその声を〔浴びせかけられる〕とき、
95.2.1
揺すぶられ、大いなる響きに恐怖することになろう、大地もどこもかしこも揺すぶられ、おののき、大混乱におちいる。
95.3.1
そして天使たちは自分たちに命じられたことを成し遂げ、天と、光り輝く者(phoster)たちとは、揺すぶられ、おののく。大地の息子たちすべてと、汝ら罪人たちとは、永遠に呪われた者となる。汝らに喜びはない。
※イザヤ書に記された天変地異の真髄、神の怒りが、地軸を動かす。
その時に大地はゆすぶられ、爆発する火山の火獄の刑を垣間見るだろう。
95.4.1
元気を出せ、死んだ義人たち、義人にして敬虔な者たちの魂よ、
95.5.1
そして、悲しむな、汝らの魂が、悲しみのうちに冥府に降るからとて、そして、汝らの肉の身体には、汝らの生前に、汝らの聖潔さに応じて、出会わぬからとて、汝らがあった日々は、地上における罪人たちの、呪われた者たちの日々であったからである。
95.6.1
汝らが死んだとき、そのときこそ罪人たちはいうであろう、『敬虔な者たちは定めのとおりに死んでしまった、やつらの業に、いったいどんな得があったのか?
95.7.1
やつらだって、われわれと同じく死んでしまった。だから見よ、悲しみと暗黒をともなって死ぬざまを、いったい、やつらにどんな余得があったのか?』。
95.8.1
〔義人たちは〕蘇り、救われた、そして今からは、わたしたちが永遠に喰いかつ飲むのを眼にすることであろう。
95.9.1
そういうわけだから、〔罪人たちは〕略奪し、罪を犯し、着物剥ぎをし、善き日々を見ているがいい。
95.10.1
〔ところが罪人たちは云う〕
『ところが、おまえたち、みずからに義を行う者たちよ、見るがいい、自分たちの破局(katastrophe)がどのようなものであるかを、いかなる正義も、自分たちが死に、自分たちが破滅するまで、自分たちのうちには見いだされなかった
95.11.1
そして、彼らの魂たちは、〔初めから〕いなかったもののごとくになり、苦悩のうちに冥府にくだっていった……』。
※この世の悪は一掃される。
受けるがよい。
もはや、猶予はないのである。




