神は信仰を拒否する民を導かれない。
ムハンマドが聖書を証明するためにコーランがあるといった事実。
それを踏まえると、アラーは神を意味する言葉。
その猶予を与えてきたのだが、その猶予は人類に有利だと考えている。
断じてそうではない、その不義を増長させる意味である。
178. 信じない者にわれが与える猶予を,かれら自身にとり有利だと思わせてはならない。われは只,かれらの不義を増長させるために,それを与えているのである。かれらは恥ずべき懲罰を受けるであろう。
179. アッラーは,信者たちの善い者の中から悪い者を区別されるまでは,決してかれらを今の状態で放置されないであろう。またアッラーは幽玄界のことを,あなたがたに現わされない。だがアッラーは御心に適う者を使徒に選ばれる。だがあなたがたは,アッラーとかれの使徒を信じなさい。あなたがたが主を信じて畏れるなら,偉大な報奨を受けるであろう。
180. アッラーの恩恵によって与えられたものを出すのを嫌う者に,自分のためにそれが有利だと思わせてはならない。いや,それはかれらのために有害である。かれらの出すのを嫌ったそのものが,復活の日には,かれらの首にまつわるであろう。天と地の遺産は,アッラーに属する。アッラーはあなたがたの行うことを熟知される。
181. 「本当にアッラーは貧乏であられるが,わたしたちは富んでいる。」とロにした者の言葉を,アッラーは確かに御聞になられた。われはかれらの言ったこと,またかれらが,妄りに預言者を殺害したことを記録して置く。われは言う。「あなたがたは炎熱の刑を味わえ。
※この下向する意味の貧困なるものを、あざ笑う者。
その記された意味を知らないからである。
キリストも伝えている。
29 イエスは言われた。”肉が霊のために生ぜしめられたとすれば、それは奇跡である。しかし霊が肉のために生ぜしめられたとすれば、それは奇跡のなかの奇跡である。いかにしてこの偉大な富がこの貧困のなかに住まわったのか、わたしは不思議に思う”。
182. これはあなたがたの自業自得である。アッラーはそのしもべたちに,決して不正を行われない。」
183. かれらは「アッラーはわたしたちに約束なされた。(だから)どんな使徒も,(天からの)火で食い尽くされる供物を強すまでは,決して信じない。」と言う。言ってやるがいい。「わたし以前にも,使徒たちが明証とあなたがたの求めるものを携えて来た。もしあなたがたの言葉が真実なら,何故かれら(使徒たち)を殺害したのか。」
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猶予の期限は12カ月、もはや伸びることもなくば、縮まることもない。
36. 本当にアッラーの御許て,(1年の)月数は,12ヶ月である。アッラーが天と地を創造された日(以来の),かれの書巻のなか(の定め)である.その中4(ヶ月)が聖(月)である。それが正しい教えである。だからその聖月中にあなたがたは互いに不義をしてはならない。そして多神教徒が皆であなたがたと戦うように,(あなたがたも)皆て戦え。アッラーは,主を畏れる者と共におられることを知れ。
※人類にとって与えられた猶予、どちらかといえば、不利な猶予期間。
それを見ているのはわたしだからだ。戦えとは、聖戦ではあらず。
この次の37節で、こう言っている。
37. 本当に(聖月を)延ばすことは,不信心を増長させ,それで不信者は誤って導かれている。ある年は(聖月を)普通の月とし,(他の年は)聖月とする。かれらはアッラーが禁じられた(聖月の)数と合せるために,アッラーが禁じられたもの(聖月)を(戦いが)合法であるとする。かれらの間違った行いは,かれらには立派に見える。アッラーは信仰を拒否する民を導かれない。
※かれらはアッラーが禁じられた(聖月の)数と合せるために,アッラーが禁じられたもの(聖月)を(戦いが)合法であるとする。かれらの間違った行いは,かれらには立派に見える。その聖戦、神から見れば非合法であるのだ。
戦えとは、その置かれた神を意味する人物が、その猶予を与えているので、精神的な戦い、耐えることを意味する。
それゆえ、間違いを起こす者はさばく。
神は信仰を拒否する民を導かれない。
これが現実である。




