吉報と警告
吉報と警告
4. 吉報と警告(を伝えるもの)である。だがかれらの多くは,背き去って聞こうとはしない。
※与えるのは、その御救いの言葉と、もう一つは人類への警告。
5. そしてかれらは言う。「わたしたちの心には,あなたが招くことに覆いがかけられている。またわたしたちの耳は遠く,しかもわたしたちとあなたの間には,幕がかかっている。それであなたは自分の(望みの)ことを行え。わたしたちも自分の(望みの)ことを行う。」
※その者らは、自らの教義を作り上げ、互いにその意味を閉ざしてしまう始末である。真意などは分からずじまい。
6. 言ってやるがいい。「わたしは,あなたがたと同じ人間に過ぎない。唯,あなたがたの神は,唯一の神であることがわたしに啓示された。それでかれに向かって真直ぐに傾倒し,かれの御赦しを祈りなさい。多神教徒こそ災いであり,
※この言葉、トマスの福音書15番を確約させる言葉である。
15 イエスは言われた。”あなたがたが女から生まれなかった者を見るならば、平身低頭し、彼を崇めよ、彼はあなたがたの父である”。
※人々は、まだ見ぬその姿、究極の貧困の中で、苦渋に満ちた日を味わいながら、この世に伝える言葉を見ている。
(箴言より)
22:19あなたが主に、寄り頼むことのできるように、
わたしはきょう、これをあなたにも教える。
22:20わたしは、勧めと知識との三十の言葉を
あなたのためにしるしたではないか。
22:21それは正しいこと、真実なことをあなたに示し、
あなたをつかわした者に
真実の答をさせるためであった。
22:22貧しい者を、貧しいゆえに、かすめてはならない、
悩む者を、町の門でおさえつけてはならない。
22:23それは主が彼らの訴えをただし、
かつ彼らをそこなう者の命を、
そこなわれるからである。
7. そのような者が喜捨を行わず来世を否定する者である。
8. 本当に信仰して善行に動しむ者には,尽きることのない報奨がある。」
9. 言ってやるがいい。「あなたがたは,2日間で大地を創られたかれを,どうして信じないのか。しかもかれに同位者を立てるのか。かれこそは,万有の主であられる。
※エレミア書のある言葉、ヤコブを意味する者の重要な言葉。
51:19ヤコブの分である彼はこのようなものではない、
彼は万物の造り主だからである。
イスラエルは彼の嗣業としての部族である。
彼の名は万軍の主という。
51:20おまえはわたしの鎚であり、戦いの武器である。
わたしはおまえをもってすべての国を砕き、
おまえをもって万国を滅ぼす。
10. かれは,そこに(山々を)どっしりと置いて大地を祝福なされ,更に4日間で,その中の凡ての(御恵みを)求めるもの(の必要)に応じて,御恵みを規定なされた。
11. それからまだ煙であった天に転じられた。そして天と地に向かって,『両者は,好むと好まざるとに関わらず,われに来たれ。」と仰せられた。天地は(答えて),『わたしたちは喜こんで参上します。』と申し上げた。
12. そこでかれは,2日の間に7層の天を完成なされた。そしてそれぞれの天に命令を下し,(大地に)近い天を,われは照明で飾り,守護した。これは,偉力ならびなく全知なる御方の摂理である。」
13. それでもかれらが,背き去るならば言ってやるがいい。「あなたがたに,アードとサムードの(被った)落雷のような災難を警告する。」
※雷が怒りの合図で、その意味はすさまじい。
14. 使徒たちが,かれらの前からまた後ろからかれらのところにやって来て,「アッラーの外何ものにも仕えてはならない。」と告げた時のことを思い起こせ。かれらは言った。「わたしたちの主の御望みならば,必ず天使を御遺わしになるはずである。だからあなたがたが持って来たもの(啓示)をわたしたちが信じるわけがない。」
15. アード(の民)に就いては,正当な拠り処もないのに地上で高慢になり,「誰が,わたしたちよりも力が強いのでしょうか。」などと言った。かれらを創られたアッラーこそ,力が強いということを考えないのか。しかもわれの印を拒否するとは。
16. だからわれは,災厄の数日間に亘り,暴風雨をかれらに送って,現世において屈辱の懲罰を味わせた。だが来世の懲罰は更に屈辱を与え,誰にもかれらは助けられない。
※今度の懲罰は、さらに人類に脅威を与え、その恐ろしさを垣間見ることであろう。地軸は大きく傾き、大地は避け、地上は崩壊を迎える。
そして、仕上げの滅びの巨大なる火山が叫び声をあげる。
※ここで現世と言っている。そして来世と…。
24:17地に住む者よ、
恐れと、落し穴と、わなとはあなたの上にある。
24:18恐れの声をのがれる者は落し穴に陥り、
落し穴から出る者はわなに捕えられる。
天の窓は開け、地の基が震い動くからである。
24:19地は全く砕け、
地は裂け、
地は激しく震い、
24:20地は酔いどれのようによろめき、
仮小屋のようにゆり動く。
そのとがはその上に重く、
ついに倒れて再び起きあがることはない。
その教えを導きに来るのは、唯一神だけであるという意味。