イザヤ書第42章…真実をもって道をしめす。
イザヤ書第42章
42:1わたしの支持するわがしもべ、
わたしの喜ぶわが選び人を見よ。
わたしはわが霊を彼に与えた。
彼はもろもろの国びとに道をしめす。
(わたしの支持するわがしもべなる者よ、)
(わたしの喜ぶ選び人を見よ。)
(わたしはわが霊を彼に与えた。)
(彼はもろもろの国びとに道をしめす。)
※その遭遇の時の意味を探し、それの意味を探すことに奔走して、やがてすべての意味に気がつく者である。
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※わたしは、その遭遇の時に雄牛の方に出会って、その試しの言葉をいただく。
申命記にこの言葉がある。
33:17彼の牛のういごは威厳があり、
(雄牛の初子は彼の美しさ)
※ヘブライ語では、「(彼の)雄牛の初子、栄光は彼のもの)
雄牛の方の正体を何であるかを知る者。そうでないと意味がない。
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42:2彼は叫ぶことなく、声をあげることなく、
その声をちまたに聞えさせず、
(彼はその苦しい道に叫ぶことなく、声をあげることなく)
(その声を表通りで聞く者はいない。)
※この意味が詩篇の19章にある。
19:3話すことなく、語ることなく、
その声も聞えないのに、
19:4その響きは全地にあまねく、
その言葉は世界のはてにまで及ぶ。
神は日のために幕屋を天に設けられた。
※その文章を見る者は、この場所にて、それを見ているという意味
要するに、最後のときでないと現れない。
その姿を見る者は生き残る者のみである。
※トマスの福音書より
59 イエスは言われた。”あなたがたが生きているあいだ、生ける者のほうを見よ それは、あなたがたが死んだとき、彼を見ようとしても見ることができない、ということがないためである”。
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42:3また傷ついた葦を折ることなく、
ほのぐらい灯心を消すことなく、
真実をもって道をしめす。
(また、その過程で数々の経験をして傷つくが、その葦を折ることもなく、)
(その心にともる明かりを消すこともなく、)
(真実をもって道をしめす。)
※どんなに苦しい経験をしても、悪行は行わないでその道を示すということ。
42:4彼は衰えず、落胆せず、
ついに道を地に確立する。
海沿いの国々はその教を待ち望む。
(彼は衰えず、落胆せず、)
(ついに道をその地上に確立する。)
※要するに、地球と言う表舞台である。
(海沿いの国々は、その教えを待ち望む。)
※その辛い経験は、簡単にできるものではなく、その意味がイザヤ書43章の意味にあるということ。
※虐げられた海沿いの国々は、日本を含むその国々。それらがその教えを待つという意味。
42:5天を創造してこれをのべ、
地とそれに生ずるものをひらき、
その上の民に息を与え、
その中を歩む者に霊を与えられる
主なる神はこう言われる、
(天を創造してこれを述べ、)
(地上とそれに生じる生き物にその扉を開き、)
(その上の民に、息を与え、)
(その中を歩む苦労する者に、霊を与えられる。)
(主なる神はこう言われる、)
42:6「主なるわたしは正義をもってあなたを召した。
わたしはあなたの手をとり、あなたを守った。
わたしはあなたを民の契約とし、
もろもろの国びとの光として与え、
(主なるわたしは、正義と苦労を与え、あなたを召した。)
(わたしはあなたの手を取り、あなたを守り通した。)
(わたしはあなたを民の契約とし、)
(もろもろの国々の人々の光として与え、)
※この詳しい意味が、申命記29章にある。
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((それは)おまえがおまえの神・主の契約に入り、おまえの神・主が今日、おまえと契約するその方の呪いの中に入るためであり)
((主が)おまえに言ったとおりに、そして(主が)おまえの父祖たちアブラハムとイサクとヤコブに誓ったように、(主が)おまえを御自身の民に立て、ご自身がおまえの神となる為である)
(わたしはこの契約と呪いを、おまえたちとだけでなく)
(今日ここに、(そして)我々の神・主の前に、我々と一緒にいる者たちや、今日ここに我々と一緒にいない者たちとも結ぶことになる。)
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※ギリシャ語の旧約聖書の申命記の解釈である。
その意味を知り得て、完成を迎えるときに、それが全世界に挑むという意味。
42:7盲人の目を開き、
囚人を地下の獄屋から出し、
暗きに座する者を獄屋から出させる。
(その盲目の心の目を開き、)
(その囚われた心にある者を解放し、)
(暗い所に座する者を獄屋から出して、その真実を悟らせる。)
※要するに、43章で不義を犯しているイエスキリストの闇を解放する意味。
42:8わたしは主である、これがわたしの名である。
わたしはわが栄光をほかの者に与えない。
また、わが誉を刻んだ像に与えない。
(わたしは主である、これがわたしの名である。)
(わたしは我が栄光を他の者には与えない。)
(また、わが誉れを刻んで作った像には与えることはしない。)
※その現れた意味を知る最初の言葉である。
これだけでは、その意味が解からないが、何故、その方に出会い、その言葉を頂いた意味は理解できていた。
42:9見よ、さきに預言した事は起った。
わたしは新しい事を告げよう。
その事がまだ起らない前に、
わたしはまず、あなたがたに知らせよう」。
(見よ、さきに予言したことは、集大成を迎えた。)
(わたしは、この世界に新しい事を告げよう。)
(そのことがまだ起こらない前に、)
(わたしはまず、あなたがたに知らせよう。)
※その人物が、その事に気がつくと、何をすべきかを悟り、それを告げることに奔走する。
42:10主にむかって新しき歌をうたえ。
地の果から主をほめたたえよ。
海とその中に満ちるもの、
海沿いの国々とそれに住む者とは鳴りどよめ。
(主に向かって、新しき歌をうたえ。)
※要するに、今まである讃美歌は意味がないという意味。
(地上の果てから、主をほめたたえよ。)
(海とその中に満ちるもの、)
(海沿いの国々とそれに住む者とは鳴りとどめよ。)
42:11荒野とその中のもろもろの町と、
ケダルびとの住むもろもろの村里は声をあげよ。
セラの民は喜びうたえ。
山の頂から呼ばわり叫べ。
(荒野とその中のもろもろの町と、)
(東の子らに入れられているアラブの民族よ、その意味を知り声をあげよ。)
(真なる安息日を待つ者は、喜びうたえ。)
(山の頂から、呼ばわり叫べ。)
※ケダル、イシュマエルの12人の子らの一人。
「東の子ら」の部類に入れられているアラブ人の一部族。それらも、その意味を知れということ。
※セラ、「セラ」を「完全休息」という意味。その安息日の意味を取り違えているので、その意味に気がつけということ。
42:12栄光を主に帰し、
その誉を海沿いの国々で語り告げよ。
(栄光を主に帰して、)
(その誉を海沿いの国々に語り告げよ。)
※そのすべての意味に気がつくので、それを語りつげと言うこと。
42:13主は勇士のように出て行き、
いくさ人のように熱心を起し、
ときの声をあげて呼ばわり、
その敵にむかって大能をあらわされる。
(主は勇士のように出てゆき、)
(戦びとのように熱心にこれを作り上げ、)
(ときの声をあげて呼ばわり、)
(その敵に向かって、大能をあらわされる。)
42:14わたしは久しく声を出さず、
黙して、おのれをおさえていた。
今わたしは子を産もうとする女のように叫ぶ。
わたしの息は切れ、かつあえぐ。
(わたしは久しく声を出さずに、)
(黙っていて、己をおさえて我慢していた。)
(今、わたしは子を産もうとしている女性のように、その苦しみを叫ぶ。)
(わたしの息は切れ、その人々の行いのために、かつあえぐ。)
42:15わたしは山と丘とを荒し、
すべての草を枯らし、
もろもろの川を島とし、
もろもろの池をからす。
(わたしは山と丘を荒らして、)
(すべての草を枯らし、)
(もろもろの川を島とし、)
※川の底が見えているので、渇水で水がない状況。
(もろもろの池を枯らす。)
※池や湖を枯らして、割れた土壌を見せると言う意味。
42:16わたしは目しいを
彼らのまだ知らない大路に行かせ、
まだ知らない道に導き、
暗きをその前に光とし、
高低のある所を平らにする。
わたしはこれらの事をおこなって彼らを捨てない。
(わたしは、目のある者を、)
※要するに、それを見て知る者。
(彼らのまだ知らない、大路に行かせて、)
(その正しい知らない道に導き、)
(暗かった目の前を、光で見えるようにする。)
(その高低のあった所を、平らにする。)
(わたしは、これらの事を行って、彼らを導くので捨てることはない。)
42:17刻んだ偶像に頼み、鋳た偶像にむかって
「あなたがたは、われわれの神である」と言う者は
退けられて、大いに恥をかく。
(刻んで偶像に頼み、鋳た偶像にむかって、)
(あなたがたは、われわれの神であるという者は、
(退けられて、大いに恥をかく。)
42:18耳しいよ、聞け。
目しいよ、目を注いで見よ。
(耳の聞こえない者よ、聞け。)
(盲目な者よ、目を見開いてそれを見よ。)
42:19だれか、わがしもべのほかに目しいがあるか。
だれか、わがつかわす使者のような耳しいがあるか。
だれか、わが献身者のような目しいがあるか。
だれか、主のしもべのような目しいがあるか。
(だれか、わがしもべの他に、その盲目な目があるか。)
(だれか、わたしが遣わす使者のように、聞かぬ耳があるか。)
(だれか、わが献身者のような、盲目な目があるか。)
(誰が、主のしもべのような盲目な目があるか。)