わたしにむかってつぶやいた二十歳以上の者はみな倒れるであろう。
民数記にある言葉
()内はギリシャ聖書
14:11主はモーセに言われた、「この民はいつまでわたしを侮るのか。わたしがもろもろのしるしを彼らのうちに行ったのに、彼らはいつまでわたしを信じないのか。
(主はモーセ(その意味を引き出す者)に向かって次のように言った。)
※モーセ=Moses|「引き出す」|ヘブライ語
(いったいいつまで、この民はわたしを怒らせるのか。)
(彼らの間ですべてのしるしを行ったのに、いつまで私を信じようとしないのか?)
※恐ろしきは神の存在である。
私もかつて侮り、その体に報いを受けたのである。
14:12わたしは疫病をもって彼らを撃ち滅ぼし、あなたを彼らよりも大いなる強い国民としよう」。
(わたしは彼らを死でもって撃ち、そして彼らを滅ぼし、おまえとおまえの父祖の家を、これより大いなる数の多い民族とする。)
14:13モーセは主に言った、「エジプトびとは、あなたが力をもって、この民を彼らのうちから導き出されたことを聞いて、
(モーセ(その意味を引き出す者)は主に向かって言った。)
(エジプト人は、あなたがあなたの力でこの民を彼らの中から導き出したと聞くでしょう。)
14:14この地の住民に告げるでしょう。彼らは、主なるあなたが、この民のうちにおられ、主なるあなたが、まのあたり現れ、あなたの雲が、彼らの上にとどまり、昼は雲の柱のうちに、夜は火の柱のうちにあって、彼らの前に行かれるのを聞いたのです。
(だが主よ、この地に住んでいる者たちは皆、あなたがこの民の中で主であり、あなたが目の当たりに現れることや、あなたの雲が彼らの上にとどまり、)
※要するに主が目の当たりに現れる前に、あなたの姿をした雲が彼らの上にとどまり、
(あなたが日中は雲の柱の中で夜は火の柱の中にあって、彼らの先頭に立って進まれると聞くのです。)
14:15いま、もし、あなたがこの民をひとり残らず殺されるならば、あなたのことを聞いた国民は語って、
(もしあなたがこの民を一人の人間を滅ぼすように徹底的に滅ぼされるならば、あなたの名を聞いた諸民族は、)
14:16『主は与えると誓った地に、この民を導き入れることができなかったため、彼らを荒野で殺したのだ』と言うでしょう。
(「主はこの民を、彼らに誓った土地に導き入れることができなかったので、荒れ野で彼らを打ち捨てたのだ」と言い立てるでしょう。)
14:17どうぞ、あなたが約束されたように、いま主の大いなる力を現してください。
(ですから主よ、今あなたの力が高められますように、なぜならあなたは次のように言われたからです。)
14:18あなたはかつて、『主は怒ることおそく、いつくしみに富み、罪ととがをゆるす者、しかし、罰すべき者は、決してゆるさず、父の罪を子に報いて、三、四代に及ぼす者である』と言われました。
(「主は怒るに遅く、憐れみに富み、誠実で、不法や悪を取り除くが、罰すべき者は断固赦免せず、父祖たちの罪を子らに三代、四代まで報復する。)と)
14:19どうぞ、あなたの大いなるいつくしみによって、エジプトからこのかた、今にいたるまで、この民をゆるされたように、この民の罪をおゆるしください」。
(どうかあなたの大いなる憐れみによって、この民のためにその罪を御許し下さい。)
(エジプトにいるときから今に至るまで、あなたが彼らに寛大であったように。)
14:20主は言われた、「わたしはあなたの言葉のとおりにゆるそう。
(主はモーセ(その意味を引き出す者)に言われた。)
(おまえの言葉のとおり、わたしは彼らに寛大である。)
14:21しかし、わたしは生きている。また主の栄光が、全世界に満ちている。
(しかし、わたしは生きており、「生きている」という言葉がわたしの名前なので、主の栄光は全地を満たすであろう。)
※満たすであろうなので、未来を意味する。
14:22わたしの栄光と、わたしがエジプトと荒野で行ったしるしを見ながら、このように十度もわたしを試みて、わたしの声に聞きしたがわなかった人々はひとりも、
(わたしの栄光と、わたしがエジプトや荒れ野において行った印を見ている者たちはみな、わたしを10度も試み、わたしの言葉に聞き従わなかった。)
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※問題の言葉はここからである。
14:23わたしがかつて彼らの先祖たちに与えると誓った地を見ないであろう。またわたしを侮った人々も、それを見ないであろう。
(断言するが、彼らは、わたしが彼らの父祖たちに誓った土地を見ることはない。)
※侮ったとあるので、わたしを侮り、嘲笑った者たちはその土地を見ない。
ここまで来るまで死に絶える運命下にある。
(しかし、わたしと一緒にここにいて、善も悪も知らない彼らの子や、経験のないすべての若者たちについては、わたしはこの者たちに土地を与える。)
(だが、わたしを怒らせた者(侮った者)はみな、それを見ることはない。)
14:24ただし、わたしのしもべカレブは違った心をもっていて、わたしに完全に従ったので、わたしは彼が行ってきた地に彼を導き入れるであろう。彼の子孫はそれを所有するにいたるであろう。
(しかし、わがしもべカレブ(恐れを知らぬわたしの犬)は、ほかの者たちととは別の霊(聖霊)が彼の中に生じたので、わたしにどこまでも従った。)
(わたしは彼を、彼が入ってゆく土地に導き入れ、彼の子孫をそれに相続する。)
※カレブ=恐れを知らぬ、忠実な神の「犬」
そしてこう記されている事実がある。
14:27「わたしにむかってつぶやくこの悪い会衆をいつまで忍ぶことができようか。わたしはイスラエルの人々が、わたしにむかってつぶやくのを聞いた。
14:28あなたは彼らに言いなさい、『主は言われる、「わたしは生きている。あなたがたが、わたしの耳に語ったように、わたしはあなたがたにするであろう。
14:29あなたがたは死体となって、この荒野に倒れるであろう。あなたがたのうち、わたしにむかってつぶやいた者、すなわち、すべて数えられた二十歳以上の者はみな倒れるであろう。
こう言っていることだ、わたしにむかってつぶやいた二十歳以上の者はみな倒れるであろう。