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座席。

骨村。

作者: caem


 それは山奥にある 登山を趣味にしていた


 わたしたちがたどり着いたのは 廃墟よりも恐ろしい


 見渡す限り 何らかの骨ばかり 乾ききっているのだ


 バリンパリンと 踏みしめて 砕いて 歩いていると


 あまりにも小さい 祠か社に たどり着いてしまった


 それはいったい何だろうと 触れた途端に グラッと


 フラフラと倒れ崩れる 腰から先が失くなってしまう


 その村は呪われている 訪れる人たちを骨抜きにする


 その骨村には行ってはいけない だれもが骨抜きにされます


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