閑話 エリンシアの異世界講座
~第3回 エリンシアの異世界講座~
ここでは私、エリンシアがこの世界の事について、前世――地球的な感覚で色々と説明していくよ!
あくまで設定解説、メタ的な要素も含むから注意!
でも興味無かったり、私のお話が合わなければ飛ばしてもいいよ?
なんか心機一転、って感じで何か言いたくもなるけど……本編じゃないからいいか。
「通貨」
人類共通の貨幣で、通貨単位はコール。
銅、銀、金の大小で6種類、1~100,000まで桁毎になってるから分かりやすいね。
嵩張るからか一番大きい大金貨でも直径4センチくらい。
金額の幅があって全部硬貨だから、使いやすいとは思えないけどね……
世界共通だから管理が大変らしいけど、国同士で協力し合ってどうにか上手くやってるみたい。
むしろそれくらいの協力が出来なきゃ生きていけないのかも。
人類の生活はとにかく安定を考えられてるから、当たり前だけど経済も安定してる。
それでもどうしたって貧富の差が出来てしまうのは……難しい話だね。
「アルカナ」
改めて私の力をそう呼ぶ事になったんだけど……全然慣れない。
前例なんて無い私だけの力。どう考えても、違う世界から生まれ変わった所為なんだろうね。
とにかく頑丈な半透明の物質を作って、多少の操作が出来るんだ。
そのままじゃ攻撃には使えないけどね。
「魔法の使い方」
この世界の魔法は呪文も詠唱も無いし、イメージのまま使える。
それでも制限や問題はあるんだよね。
例えば火を操ったとしても、燃え移った火は別だったり。
元からある水を操るなら魔力を通さなきゃならないし、消せるのは自分が生み出して操作を続けている水だけなんだ。
水に限らず、同じ物なら他人の魔法と混ざっちゃう事もある訳で……そうなると制御はお互い乱れちゃう。
雷なんて一番制御が難しいって言われてる。一瞬でそこら中に勝手に流れちゃうからね。
それを抑えて意思通りに操るのが大変なんだとか。
その分威力も速さも一番なんだけど。
地属性の魔法は実力次第で鉱石とか金属、宝石まで生み出せるんだ。
精錬された金属や宝石なんて、世界で見ても出来る人の方が少ないくらい難しいらしい。
後これは全部に言える事なんだけど、遮断された空間には魔法を発生させられない。
私がよく使う球体のアルカナって、そういう点でも安全なんだ。
しかもアルカナなら私だけは無視して魔法を発生させられるよ。
直接すり抜ける事は出来ないけどね。
「服」
戦う人にとっては服も大事。魔法生物だとかそういう特殊な素材を使った服があるんだ。
とにかく丈夫で、軽くて汚れに強い凄い服。お約束だよね。
防具ではないけど、そこは魔力障壁があるから問題無し。
基本的には子供用なんて無いから、私が買ってもらったのはわざわざ注文して作ったやつだよ。
でもあくまで服だし、子供に買う人は特別珍しくは無いらしい。
一番大事なのは靴だけど……これは服と違って大きめにするとかは無理だから、私のプレゼントには入らなかったみたい。
「精霊」
ルナだね。
不思議な生き物で、一応は人類って扱いなのかな。
どうやってか空を泳ぐ様に自由に飛んで、全ての属性を扱う小さな種族。
人前には滅多に姿を現さなくて、そこら辺で好き勝手に生きてるらしいよ。
具体的にどれくらいの数が居るのか、どれくらい生きるのかは不明……でも随分な長命って言われてる。
種の存続なんてのは無くて、自然の中で生まれるってルナも言うけど……身体構造は人そのものっぽい。とにかく不思議な存在。
「ヒュム」
地球で言う人間、でいいのかな。一番数が多い種族だよ。
特徴が無いのが特徴なんて言われるけど、それもあって基準にされてるね。
だからとにかく平均的な能力、良く言えば可能性の塊って感じかな。
そしてヒュムに限った話じゃないけど、同じ種族でも地域によって少しずつ特徴が変わるね。
「エルフ」
魔法が得意で耳が長くて尖ってるおなじみの人達。私だよー。
褐色の肌をした人も居るけどダークエルフとかじゃないね。
基本的に華奢な体格。そう、私が小さいのもその所為……な訳もないか。
見た目通り身体能力はヒュムに劣るけど、生命力が強くて少し長生きらしい。
私が山で過酷な生活をしても生きていられたのは、ルナのお陰は当然としてその生命力のお陰でもあるのかな?
長い耳は魔力の知覚や制御に関わってるらしい。なんで耳が……?
まぁ何か意味が無きゃ長くならないだろうけども。
ともかくそのお陰で魔法に特別優れてるみたい。
「ドワーフ」
地球の創作でも作品によって特徴がコロコロ変わる、おなじみだけどおなじみじゃない人達。
器用で鍛冶が得意なのはお約束。建築や魔道具製作も出来ちゃう人が多いね。
この世界だと平均1メートルちょっとくらいのぽてっとした3頭身体形。
ヒゲモジャではないしお酒大好きって訳でもない。人に依るよね。
魔法はちょっと苦手だけど、体がかなり丈夫で病気は殆ど罹らないし身体強化に優れる。
小さいのに意外とガンガン戦闘も出来ちゃう人達だよ。
「アニム」
動物っぽい特徴を持っていて、色々な種族へ更に細かく分かれる複雑な人達。
ヒュムと並んで数が多いらしいよ。
アニム全体の特徴として、化身って力を持ってて変身出来ちゃうんだ。
より動物的な姿に変わって身体能力が高まるんだけど、その所為で服装に制限があるのがかなり面倒だとか。大変なんだろうなぁ……
化身をした姿が動物的……嫌な言い方をすれば亜人に近いからか、昔はお約束な差別があったみたいだけど今は殆ど無いね。
殆どっていうのは、まぁ……人ってなんでも差別するモノだから、アニムに限った話じゃないんだ。
それでもほんとに少ない良い世界だよ!
~~族って別れていくんだけど、ここでも基準にされるのはヒュムだね。
獣人族は分かりやすく、犬とか猫みたいなケモミミ尻尾。
身体的に優れるけど属性魔法が少し苦手。
有角族は頭に角が生えてる。折れてもちゃんと生えるみたいだよ。
身体的にとっても優れているんだけど、その分属性魔法がだいぶ苦手。
有翼族は背中に翼を持ってて、魔法を併用して空を飛べるよ。
身体的にはヒュムより劣るけど、魔法的には少し上。
でも例外無く風属性に適性を持つらしい。
魚人族は体にヒレみたいなのがあって、化身すると魚っぽくなるらしい。所謂人魚の様になる人も居るとか。
当たり前だけど普通は水辺の街に住んでて、やっぱり例外無く水属性しか適性が無い。
唯一水中戦が出来るんだけど……水中で水を使った攻撃をしても仕方ないから大変らしい。
うん、今回はこれくらいにしておこうかな。
生き物とか種族に触れると、どうしても長くなっちゃうね……これでもかなり短く纏めたんだよ。
ていうか解説しようと思ったらネタが多すぎて困っちゃう。
魔道具1つとっても、トイレとかお風呂とか調理器具とか、地球の家電と比べてどうだとか色々話せそうだもん。
今後もこんな感じで、くどくならない程度に何かしら話題にしていくよ。じゃあねー!




