閑話 エリンシアの異世界講座
~第2回 エリンシアの異世界講座~
ここでは私、エリンシアがこの世界の事について、前世――地球的な感覚で色々と説明していくよ!
あくまで設定解説、メタ的な要素も含むから注意!
でも興味無かったり、私のお話が合わなければ飛ばしてもいいよ?
この挨拶は毎回必要かな……一応した方がいいか。
どれくらいの密度でお話するかとかもよく考えなくちゃね。
まぁとにかく始めようか!
「国」
ずっと昔はいくつもあったけど、次第に纏まっていった。
今はラスタリア、フィーニス、コルネリア、ゴドウィン、ギルバース、レムナンドの6つの国で落ち着いているみたい。
私の故郷はフィーニス、今居るここはラスタリアだよ。
昔は国同士で戦争もしてたらしいけど、今はもう戦争を知ってる人は居ない。
表向きは平和が維持されてる状態なんだってさ。
でも魔物とかが居るのに、よくもまぁ戦争なんて出来たもんだよね。
だからこそ他を犠牲にしてでも生きようとしたのかな。
人が減ったら魔力の消費も、魔物さえも減るんだもんね……
街を纏める人達を議会って呼んで、その議会の代表が更に集まって国を運営する形が基本になってるんだよ。王様とか居ない。
どの国も同じやり方らしいけど、足並みを揃えるのが大事だからこそなのかな。
「技術の発展」
ここ数百年の発展は緩やかで、主に街道の整備や魔道具の普及による生活の安定化を重視してるんだって。
もっと発展させる事は充分可能だけど、それは魔力の消費と一緒に魔物も増えてしまう。
そうならない様に、魔物との闘いを考えてバランス良く安定させる事が重要なんだ。
「学校」
何処も10歳になる年から入学出来て5年間学ぶ。
義務教育では無くて、あくまで一般的な知識を一律に教える為の場所だね。
だから他に学ぶ環境があるなら行く必要は無いんだ。
所謂夏休みとかは無いけど、基本的に4日行って3日休みの繰り返し。2ヶ月毎に10日の、年末年始は20日の休暇があるみたい。
随分と休みが多いけど、その時間を使って各家庭や本人の意向で好きな様に出来るんだってさ。
専門的な知識とかは学校を出て、その道の見習いとして働く事で学んでいく。
卒業時点で14歳なのに凄いよね。やっぱり私の価値観とは全然違うや。
「警邏隊」
街を外から護るのがハンターなら、警邏隊は内を護る人達。所謂警察かな。
誰だって魔法を使うし武器を持ってる人も当たり前に居る世界なんだから、治安維持って凄く大変なんだろうな。
だから相応の装備と実力が必要なんだとか。
色んな敵と色んな環境で戦うハンターは狭い所は不利として避けるんだけど、街の中で戦う可能性のある警邏隊は別。
大きな武器は使わずに、対人での動きを軸にするらしい。
もう1つ大変な所があって……この世界の街は壁に覆われてぶっちゃけ閉鎖的だから、悪人は隠れていて分かり難いんだ。
逃げ場が限られるのに目立つ訳無いもんね。
ちなみに悪人が目立たないからこそ、嫌な言い方をすれば平和ボケしちゃってる住人が多い。
だから何か事件があると過敏に反応しちゃうみたい。
まぁそれはともかく、彼らも無くてはならない重要な職業だよ。
「身体能力の強化」
魔力を全身に滾らせて、頑丈な体にしたり怪力を発したりと読んで字の如し。
戦闘には必須の技術だね。
実は感覚さえも強化出来ちゃうんだよ。
例えば目だね。より遠くまで見るとか、素早い物を見切るとかそういう感じ。
ただし負担が大きいから最低限に抑えないとダメ。
長時間の使用や能力を上げ過ぎたりすると、体そのものが耐えられなくなってしまうんだ。
病気や老化による衰えで効果が薄れるから、しっかり体を鍛えて健康でいるのが大事!
まぁそんな事言ってる私は貧弱で耐えられないんだけどね……
でもそれだって時間を掛ければ解決する筈。多分。きっと。
「魔力障壁」
高密度の魔力を鎧の様に体に纏うんだ。
私はこれを発展させたんだってずっと勘違いしてたんだよね。
とにかくこれもまた戦闘には必須の技術。身を護る為なんだから当たり前だね。
魔力を大きく消耗してると当然護りも弱くなっちゃうし負担になるから注意。
昔はそれこそちゃんとした鎧を着てたらしいんだけど、ある程度以上の強い敵には鉄板なんて無意味なんだ。
なのに重くて動き難くて邪魔でガチャガチャうるさい、なんて理由で廃れていったとか。
鍛練を積めば鎧よりずっとしっかり護れるからね。
あとは避ける事を重視したからかな。
「魔装」
障壁と殆ど同じ原理で、こっちは武器に纏うんだ。
武器の形に合わせるから少しコツがいるよ。
せっかく刃が付いてても、魔装で刃を潰したら意味が無いもんね。
簡単に言えば武器の保護。補強とか、傷や汚れの防止。
命懸けの戦いの中で武器の破損なんて正直冗談じゃないから、やっぱり必須の大事な技術だね。
「武器」
一般的には剣、斧、槍、弓の区分かな。珍しいけど、棒や鎚なんかもあるみたい。
勿論其々大きさや形で随分と細かく分かれるよ。
こないだ撃った銃なんかの魔道具も武器だね。あれは馬鹿な事したなぁ……
団長さんは大斧。フェリクスさんは大剣。ダリルさんは普通としか言えない剣で、セシルさんはそれより少し大振りな剣。
セシリアは槍、リリーナは細剣……って言えばいいのかな。そんな感じ。
矢が消耗品だから、弓をメインに使う人は少ないらしい。そりゃそうか。
でもリアーネさんが言ってた通り、銃よりはよっぽど使われてる。
ちなみに短剣とかはハンターはまず使わない。
相当使い熟してないと、わざわざ小さい武器で戦う利点が無いんだとか。そりゃそうだ。
身体強化をした力で振るんだし、多分地球とは違う金属を使ってると思う。
ミスリルとかオリハルコンとかあるのかな……ワクワクする。
魔装も含めて壊れにくいなら、この世界の鍛冶屋は儲かるのかちょっと心配。
めっちゃ高いのかも。
「亜人」
世界中そこら辺に沢山居る、魔法が使えず知能低めで好戦的な奴ら。
言語も文化もそれぞれ違って多種多様。
街の結界が意味無いからなかなか厄介なんだ。
亜人同士でも戦ってるから割となんとかなってるみたいだけど。
ハンターが戦う敵だけど、積極的に見つけ次第……なんて事も無いらしい。
数が多いから、下手に恨みを買うのも面倒なんだとか。
でも向こうから襲ってくる事が多いから、結局戦ってばかり。
そのうち細かい種族のお話もしたいかな。やっぱり居たゴブリンとかね。
「魔法生物」
強力な力を持つ動物だね。種によって属性は限定的なんだけど、魔法を使うからとっても危険。
ただし無害な生物も割と居るみたい。
亜人と違って極力敵対しないようにしてる。
そもそもが危険だし、魔物という共通の敵が居るからね。
それは向こうも同じなのか、人を優先的に襲ったりはしないんだけど全く安心は出来ない。
こないだのグリフォンがそうだね。
これも沢山の種族に別れるから、またそのうちね。
とりあえず今はこれくらいにしておこうかな。
頻繁にこういう場を作るのもなんか違うかなって思っちゃって……ついつい色んなお話を詰め込みたくなっちゃうね。
まぁとにかく、時々こうして直近で出てきた言葉を解説していくよ。ばいばーい!




