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瑠蛸村
福島駅に着き、バスで向かう 外には向日葵が咲いており元気に上を向いている「うわぁ〜キレイ」口からこぼれた 田舎なのか人は少ないが動物は沢山いた 「ふっふっふっ...そろそろだよ」ハルヤが少し怪しく笑う トンネルに入りしばらくした後 パッと視界が開けた そこには視界いっぱいに広がる海 大きな入道雲 そして潮の匂いがあった 「うみだぁー!」かなり久しぶりに見た「うわぁ...」「きれい...」二人も同じ反応だ 「キレイでしょ 」ハルヤはどこか誇らしげだ 「ここ瑠蛸村は海の幸が有名で美味しい魚が採れるんだ 俺も良く食わせて貰ってた」「おおー楽しみだわ」 ほどなくしてバスが止まった バス停はベンチしかないような場所で周りは自然に覆われている「うわ 一日二本...」フユトの方に視線を向けるとガラガラの予定表が見える 「ここが瑠蛸村?」マナちゃんが尋ねる「いやこっから歩きます 皆着いてきてー」
そう言ってハルヤが先頭に行く あぜ道や向日葵畑をこえ海がみえてきた 「着いたー瑠蛸村!」