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5話 え、厨房ですか?料理です!

 KJにクランホームの設備を説明してもらったけど相当豪華だった。ここがお風呂なのです!って言われた時はびっくりしたけど、お風呂じゃなくて浴場だった。小さい銭湯のくらいの大きさはあったの。


 それに私的にポイントが高いのがキッチン!

 レストランとかにありそうな本格的な厨房なの!KJいわく魔法を使っているらしいので火力調整は温度ごとにできるし部屋の湿度も変えれるらしいの! 


 それだけじゃなくて大きめのオーブンもあるし最先端と思える調理器具、そして何より手にフィットする包丁!今家で私が使っているものより切れ味がいいの。

 とゆうかこんなにいい設備ばっかだけど、私の家の方どうしよう。。。。。完全に下位互換になってしまった。


 使用しないのはもったいないからとりあえず別宅として元の家は使うことにしましょう。物置ともいう。


ぐぅぅう


 あれ、そういえばまだ夜ご飯食べてなかった。


「ママはお腹さんが減ったのです?」

「そうね。今日は色々あったから夜ご飯を食べてなかったのよ」


「色々あってお疲れならママの代わりにぼくがママのご飯を作るのです」

「あ、いや、料理は私の趣味だから自分で作るよ」


「わかったのです。じゃあその間に掃除を済ませておくのです」


 KJが掃除に向かったので私もキッチンに向かうことにしようかな♪

 新しいキッチンを早速使えるのでウッキウッキ。


ーーーーーーーーーーー


 今日はもう遅いのであんまりこったのはやめて、美味しくて簡単なものにしようかな。作るのは特製ソースの焼き肉だよ!


 材料は元の家から取ってきた。

 用意するのはメインになるオークのお肉の切り落とし。いつもはこんなにお肉で贅沢しないけどたまにはいいよね。


 フライパンの上にサラダ油をひいて弱火で表面の色が変わったくらいでひっくり返す。


『ジュゥ』


 色でわかんないときはこんな感じにいい音がなったらひっくり返せばOKなの。


「色が変わってきたからひっくり返して、逆も焼いて、」


 反対側を焼いてる間にソースを作りましょう。


 まず かつおぶし に味噌を少し入れて混ぜ混ぜして、そこに明太子を叩いたものを加える。

 しっかり混ぜ終わったら卵黄のみを入れる。後はマヨネーズをかけて混ぜるとソースは完成。


 ちょうど表面が焼き上がったので、お醤油を少しかけて肉の雑味を無くしてあげる。


 最後に強火で中まで火を通して、ソースをかけてあげたら完成よ!!


  弱火で両面をゆっくり焼いてから強火で焼いたので、外はこんがり!中は肉汁がたっぷりな焼き上がりになるの。


 一応KJ用に二人分作ったけどご飯食べれるかなぁ。


「KJ〜、おいで〜」


読んだらKJが扉からひょっこり顔を出してきた。


「どうしたのです?ご飯ができたのですか?」

「うん、一応KJの分も作ったけど食べれるかな」


「ぼくの分も作ってくれたのですね!食べることは可能なのです。本当は基本的に何も食べなくてもこの家の中にいれば大丈夫なのです」

「そうなんだ。KJが一緒に食べたいならこれから二人分作るよ」


「ママが作ってくれたものなら食べたいのです!でも迷惑にならないのです?」

「大丈夫だよ。それじゃあこれからは一緒に食べようか」


「あい!わかったのです!」

「とりあえずせっかく作ったから冷めちゃう前にご飯食べようか。」


「あい!」


 盛りつけた皿を見るとお肉から肉汁が垂れ、ソースがよく絡んでいる。KJはゴクリと唾を飲む。


「いざ、実食! うん。よく焼けてるしソースのコッテリ感が合っていてすごく美味しいね」

「美味しいのです!美味しいのです!このお肉はオークのお肉なのです?」


 よほど美味しいのかKJの箸がどんどん進む。


「うん、そうだよ。よくわかったね」

「このホームの器具を使って何回も同じ魔物の食材を調理するといいことが起きるのです!」


「いいことって?お宝がもらえるとか」

「どんないいことなのかはわかんないのです。でもいいことが起きるのはわかるのです。ママ、ファイトなのです」



「じゃあいいことのためにも頑張って料理作るね」

「今日みたいなママの美味しいご飯たくさん楽しみにしているのです」


「あはは、ありがと、嬉しいよ」


 誰かに振る舞うの久しぶりだったから褒められると照れるよね。


「明日は休日だしダンジョンで支援魔法の確認しようかな」

ここまで読んでいただいてありがとうございました!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 優しい文体で一人称なのが、スムーズに話に入り込めました。 [一言] 此の頃殺伐とした小説が多くなっているので、癒しになりそう。頑張ってください。
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