18話 え、生産施設ですか?知りませんでした!
「生産施設はあるのですよ!」
「「え、」」
「待って、KJ生産施設なんてあるの?」
「えっと、まだないのです。でもクランに生産スキルを持った人が入れば追加されるのですよ!」
私たちはKJの言葉に仰天する。
さすがクラン大先生、チートじみているね。まぁ、でも追加されるなら願ったり叶ったりだよ。
「先輩、さすがすぎます!」
「すごいのは私じゃなくてスキルね」
「どっちにしろすごいんですってば!スキルを使うことができる生産施設なんて作るのにいくらかかることか……」
「まぁ、勝手にできるのはありがたいことよね」
「それはともかく、そういう施設とかってまだ解放されたりするの?」
「はいなのです!」
「たとえばどんなのがあるとかわかる?」
「クランメンバーが5人以上になったら小さい訓練場が解放されるのです!」
訓練場?!どんなのだろう。家に穴が空いたりするのは嫌だけどなぁ。あ、でもスキルで作られる施設なんだし、スキルとか魔法使っても大丈夫だよね、多分。
「でも、他のはまだわからないのです。ごめんなさい」
知らないこともあると言ってしょんぼりするKJ。
「教えてくれただけでもありがたいよ。いつもいろいろ手伝ってくれてありがとうね」
「はいなのです!!」
KJは目一杯手を伸ばして元気いっぱいに返事する。その姿は大変可愛らしい。
「さて、お腹も膨れたし、お風呂入って寝るよ〜」
「私、先輩と一緒にお風呂入りたいです!」
「そんな血走った目で言ってるようじゃ一生一緒に入らないからね!」
「ぼくは〜?」
「KJは一緒に入ろうね〜」
「そんなぁ。」
半月経った頃、私たちはダンジョン協会に呼び出しを受けて代々木支部まで来ていた。
「あ、来た来た!くるみちゃんこっちだよ」
優さんが階段の少し登ったところから私たちに声をかけた。
まぁ、多分今日も内密な話だし、高ランク専用の買取部屋で話をするのかな。
私たちは招かれるまま階段を上がっていくと、案の定いつもの部屋に通された。
「今日はね、この間の話したブラックギルドの女の子たちとの顔合わせをしてほしいのよ」
「あれ、確か1週間の監視期間があったはずじゃありませんでしたっけ?」
リオが疑問に思ったのか優さんに質問した。
「そうなんだけどね。今回は被害に遭っていた子たちは、半月の監視で問題は確認されなかったから早めに顔合わせができることになったのよ」
「なるほど、通りでまだ半月なのに呼び出されたんですね」
「まぁ、そういうこと。とりあえず彼女たちを連れてくるからここで待ってもらってもいいかな」
そういうと優さんは部屋を退出していった。
応募規定の文字数になったので3章の構成を考えるためにも休載しています。




