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プロローグ

初投稿です!精一杯頑張ります!

よければ最後まで見ていってもらえると嬉しいです!



2022.10.11に皆様が読みやすいように大幅に修正しました。

2023.16.16 1話から順番に更に読みやすく、誤字脱字がないようにするために修正を加えます。



討伐を終えてドロップアイテムの確認をするために下を見る。


「あれ、いつもより沢山ドロップしてる。。。しかもこれスキルスクロールだよね。こんなの滅多に落ちないって聞いたのに。。」


私の前にはいつもより多くのドロップ品が並んでいる。アクセサリーや魔石、それに珍しいスキルスクロールまでドロップしていた。


「ん?この丸いのなんだろう。魔石?にしてはデカすぎるし。それに魔石はこんなに透明感はないよね」


私は興味本位でその丸い物体に触れてしまった。


『ユニークスキル クランを取得しました。』


突然音程の強弱もない声が頭の中に響いてくる。


「ウソ、これスキル取得できるやつだったの?どうしよう勝手に使っちゃたし怒られるかも」


ーーーーーーーーーーーーーーーー

私、夕凪 胡桃はなんでこんな世界になったか考え耽っていた。

 



 この世界に未確認の異空間、通称ダンジョンができて六年が経った。

 初めはダンジョンが出現して世界中は混乱の中にあった。


 私はその時まだ小学五年生だったけど世界中で起きていたことを理解できていたと思う。というよりぶっちゃけ周りの子はみんな理解できていたと思うよ。

 だってみんなその時異世界転生系の漫画大好きだったもん。


 そんな私達子供と違って、さっきも言ったように世界中の大人達は混乱していた。

 でもダンジョンが出現したことが混乱のきっかけになったんじゃなくて、ダンジョン内部の魔物の映像と魔物による一般人の死者が出たことが原因だった。


 世界中が混乱に陥っていることなんて気にもせず、小学五年生の私が思っていたことはただ一つ。


 もしかしたら大好きなおばあちゃんのガンが治るかもしれない。

 まぁ、小学生が考えるのはこんなもんだよ。


 だってファンタジー漫画に出てくるようなポーションが落ちるかもしれないと思ったから。


 それにおばあちゃんは昔から私に優しくしてくれたしお小遣いも沢山くれた。だからなんとかして直してあげたかったんだ。

 実際にダンジョンで実際に回復薬が手に入ることがわかってからはダンジョンで取れる超級回復薬が欲しかったの。

 でもそんなガンや身体の欠損でも治しちゃうような薬はすっごい高いんだよね。

 しかも世界中の人たちが欲しがるし、ダンジョンから出現するのは世界中かき集めても一年で5本出ればいい方だから価格は高騰する一方。


それだったら自分で取りにいっちゃえ!って思ってダンジョンに潜り始めた。


 各国も一年もすれば混乱は落ち着いてきて、ダンジョンから沢山の資源が取れるようになったから探索者と呼ばれる仕事ができた。

 その中でも日本は対応が早くて自衛隊がある程度調査したダンジョンは次々に一般に解放されるようになったんだ。


 当然私は探索者になりたかったんだけど、中学生にも満たない私はそんなこと国に許可されなかったの。

 まぁ流石に当たり前だよね。


 でも高校生になった今じゃダンジョンに潜れるようになったから回復薬を探してるよ。


 え?おばあちゃんは流石に亡くなっているって?

 そんなことはなくておばあちゃんはがんとも思えないような元気っぷりでいるよ。


 でもそのおかげで私はダンジョンで焦らずにゆっくり回復薬を探していられるんだ。



ーーーーーーーーーーーーーーー



 現代社会は結構ダンジョンに支えられつつある。

 例えば電気、今電気はモンスター達から確定でドロップする魔石と呼ばれるものを使って発電して日本中の電力を補っている。

 それは最弱の魔物スライムとかでもドロップしてダンジョン協会では一つ500円くらいで買い取ってもらえる。


 それこそ強力な魔物からは巨大な魔石が手に入ってダンジョン教会で何百万で買い取ってもらえる。

 そんなわけで一攫千金も夢じゃない探索者は今は憧れのまとになってるの。


 ダンジョンについて未だ解明されていないことも多くてよく小説に登場するステータスと呼ばれるものは確認されていない。

 でもダンジョンで魔物を倒した人たちは身体能力が上昇するから研究者の人々の中ではステータスがあるっていうのは有力な説になってるの。


 ステータスがないから探索者達の中で強さの指標になっているのがダンジョン協会の出しているランク制度。


 ダンジョンから落ちたマジックカードを使用したもので探索者は所持を義務付けられて、ダンジョン協会への素材の納品額によってランクが上がっていく。

 F~Sランクがあるけど正確な金額は公表されていないの。

 

 Sランクまで行くと強さとお金を兼ね揃えているから憧れのまとなの。


 ドロップアイテムは基本的にどうするかは本人達の意思に任されている。

 ただ納品してランクが上がると多くの特典があるので納品するのが一般的だね。


 ドロップアイテムにはレアドロップでスキルスクロールっていう巻物がある。


 これは金色、銀色、銅色と三つに別れていて、金色は魔法とかすっごい強いスキルとかなんだけど、銅色にもなると筋力がほんのちょっと上がるとかそんな程度なの。

 銅色でもドロップするのは珍しい。


 逆に言ったら普通の探索者はスキルもなく魔物に戦うことになる。


 当然 魔物への対策を何もしないでダンジョンに潜らせたら、入場者の被害で国への非難とかバッシングがすごいことになってしまう。だから探索者の銃以外の武器の持ち込みは認められているの。

 それに自衛隊が発表している情報だと普通の銃の弾だと5階層以上だとほとんど効果がなくて、自衛隊ではダンジョン素材で強化された銃弾が使用されている。


 ダンジョン協会が業務の効率化のために唯一売却を義務付けているのが『鑑定のメガネ』なの。


 これはみんな仕方のないことだと思っているし。

 なんと言っても買取額が5000万円という破格の値段で買い取ってもらえるから納得しているんだと思う。


 ダンジョンだと5階層ごとのボスを倒すとドロップアイテムとは別に報酬がもらえるの。

 

 低階層だと魔石とかがほとんどだけど高い階層とか、浅い層からでも幸運の持ち主だと貴重な鉱石の『ミスリル』とか、スキルスクロールが手に入ったりするので探索者達からは『宝箱ガチャ』と呼ばれてるよ。

 このガチャのために浅い層を沢山周回する人とかもいるんんだ。

 

 なんだかその人達は「かき、ん、、かきん、むりょうガチャ」と言っているらしい。怖いよね。。。。


 ちなみにスライムばかり倒している私のランクはまだ底辺のFランク。



まぁ地道に頑張ればなんとかなるよね!



ここまで読んでくれてありがとうございました!


くるみ頑張れ!!とかくるみかわいいとかあったら下にある高評価やブックマークもしていただけると執筆の励みになります♪

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