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50.ホワイトデー3 <リア充達の戯れ フェイズ3>

最近神矢の付き合いが悪い気がする。私何かやっちゃったかしら? 放課後にデートに誘ってもやることがあるといってどこかへ行ってしまう。バレンタインの夜に殴ったのが原因なのか、それとも何かほかに理由があるのかと、もやもやしてしまっている。

 本人にも聞いてみたがホワイトデーを楽しみにしていてくれてとしか言わない。サプライズでも考えているのだろうか? でも、個人的には彼ともっと会っておしゃべりしたいなぁ。私は彼との2ショットの写真をスマホでみながらため息をつく。



「よかった、田中さん、まだ学校にいたのね。ラインしても返信がないんですもの」



 下駄箱で考え事をしていたわたしに声をかけたのは赤坂さんだ。最近恋人ができた同士色々と情報を交換しているせいか急激に仲良くなったのだ。



「ああ、ごめんなさい、考え事をしてたんです」

「そう、やはり如月君の事かしら」

「よくわかりましたね……」

「だって私がそうですもの」



 私の言葉に赤坂さんは当たり前という顔で答えた。すごいなぁと思う。たぶん顔を赤くしているであろう私とは違い彼女はそれが当たり前という感じだ。まっすぐした目で即答する彼女はかっこいい。そして本当に安心院の事が好きなのだなと思う。



「それでね……最近安心院が教室からちょいちょい出ていくから心配になって後を追いかけたのよ。そうしたら何をしていたと思う?」

「一体何でしょう……またRZK団の活動でしょうか?」



 あの連中は文化祭で赤坂さんに壊滅させられたはずだが、まだ残党がいたのだろうか? それとも解散したので何か後処理をしているのかもしれない。



「それはないわ、残党のリーダーの妻田はシメておいたし、ほぼ壊滅状態よ。なんとね、如月君と一緒に一年の女の子と仲良くおしゃべりをしていたのよ」

「へぇ、女の子ですか……ちょっと詳しくお願いできますか?」



 赤坂さんの言葉に私は少しムッとしてしまった。私がもやもやしているのに、あの男は女の子となにをしているのだろうか? そういえば神矢も最近休み時間に教室を抜け出すことが増えていた気がする。でもだ……彼が私に黙って行動するのには理由があるのではないだろうか?

 


「まあ、何か理由があるかもしれないですよ、二人っきりで会っているならともかく、三人で会っているわけですし……」

「そうね……でも、安心院は魅力的だから彼にその気がなくとも、もしかしたら女の子のほうが惚れてしまうかもしれないでしょう?」



 いや、それはないと思うけど……とは言わないでおこう。でも神矢は魅力的だし優しいし、結構気が利くから相手の子が惚れてしまうかもしれない。そうしたらちょっと面倒な事になりそうである。



「もし、それで安心院とその子がいい感じになっていたらどうします?」

「そうね……安心院を殺してしまうかもしれないわね……」

「え……ころ……え?」

「ああ、もちろん比喩よ、安心してね。たぶん半殺しくらいで我慢するから安心して」



 そういって赤坂は私に向けて微笑んだ。ごめん、何を安心すればいいのだろう? たぶん冗談よね……私たちが話しているところをちょうど神矢と安心院、それに茶髪にショートカットの女の子がいっしょに歩いていた。女の子の言葉になにやら神矢と安心院がメモをしているようだ。メモに集中していたためか私達には気づかなかったようだが、なんだろう。



「なんでしょうか……怪しいですね……」

「そうね、つけましょう」



 私と赤坂さんは目をあわせうなずく。彼らにばれないように距離をとって歩いている間に、赤坂さんから少女の情報を聞く。いや、少女ではわかりにくいわね、仮に『シーフキャット』とでも名付けておこう。名前に深い意味はない。




「彼女の名前は五ノ神双葉ごのかみふたば、帰宅部。家がカフェをやっているためそのバイトをしているみたい。想い人はバイト先のキッチンの人らしいわね」

「無茶苦茶詳しいですね……てか、想い人いるなら大丈夫じゃ……」

「バレー部の後輩がその子と友達なのよ……ちょっと失礼」

「え? なんですか?」



 そういうと彼女はいきなり私に壁ドンをしてまるで、私の顔を隠す。何がおきたの? そして私の耳元でささやく。長身な彼女に壁ドンをされて不覚にも一瞬ドキっとしてしまった。今度神矢にやってもらおう。



「振り向かないで、如月君やるわね、私たちの尾行に気づいているのかしら、さっきからちらちらとこちらをみているわ……」

「そりゃあ、黒竜の騎士ですからね、一般人とは違いますよ……って何でもないです」

「黒竜の騎士……? へぇー、そういえばダンスの時もいい動きをしていたし、結構運動得意なのかしらね」



 神矢が褒められて一瞬素で返してしまった。あぶないあぶない、私たちの正体がばれるところだった。



「仕方ないわね、いったん距離を置きましょう」

「え、でもそうしたら彼らがどこに行くのかわからないんじゃ?」



 もしかしたら彼女は何か魔法でも使えるのだろうか? 私の疑問に得意気にスマホを取り出して赤坂さんは答えた。



「安心院の携帯にはアークナイツに偽装されたGPSアプリがインストールされているの大丈夫よ。さすがに盗聴器はつけてないから、どんな話をしているか、聞きたかったのだけれどあきらめましょう」

「うわぁ……」



 赤坂さんって、やばい人だった、それって犯罪じゃ……と思ったが、まあ、とにかくこれで場所はわかるわよね……赤坂さんと安心院のことは個人の問題ですものね……私は細かい事には触れないで赤坂さんについていく事にした。




ホワイトデーといいつつ、三月が終わってしまう……次回の話でホワイトデーは終わりです。

仕事がやばくて更新おくれてすいません。


アークナイツとFGOのイベントが同時開催で色々やばい……シルオジとクーリエ、メルトリリスとスカサハが強くてテンション上がりますね!!

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【催眠ごっこで結ばれるラブコメ ~初恋の幼なじみの催眠術にかかった振りしたらムチャクチャ甘えてくるんだけど】 こちらが新作です。 催眠術をきっかけに、素直になれなかった幼馴染達が結ばれるラブコメです。
― 新着の感想 ―
[良い点] 赤坂さん やばい方向に目覚めていってる・・・ 読者がわかってる分もどかしいw [気になる点] 赤坂さん GPSはあかん [一言] 壁ドン いつになるかなぁ~?w
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