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第11回 詐欺に関する物語を書きたい人へ

本題:詐欺とペテンの大百科

出版社:青土社

著者:Carl Sifakis

訳者:鶴田 文

値段:4800円+税

お薦め度 2


一言紹介

手口や人物などをまとめた辞書、欠点は使いにくさ

内容

 この本は欧米を中心とし、実在した様々な詐欺・騙し・ペテンの手口や人物について集められている。

 このテーマは取り上げること自体が犯罪教唆にひっかかりかねないせいか、または需要が少ないと思われがちなせいか、詐欺・ペテンに関し-て焦点をあてている貴重な資料で、その手口は中世から現代まで通じるものが幅広く収録されている。


お薦め

 騙す方が悪いのは当然だが、騙される方が悪いだろと突っ込みたくなる詐欺『エッフェル塔の売却(P68)』や騙されても笑える騙し『出口(P316)』も多く収録されている。

 お薦めの項目は一番は『マグルー、ルーク~西部で一番悪い男~(P466)』、次点で『農民銃殺者(P361)』。

 また、CBSのおちゃめ、『火星人の襲来パニック(P96-98』も記載されている。


難点…

 まず外人の名前がカタカナ表記でしか書かれていないため、その人物について調べようとすると名前のスペルを調べるところから始まること。

 そして各タイトルの命名法則が独特な上、索引が五十音順以外の探し方ができず、タグによる分類などもないため自分で付箋なりメモなりしておかないと、必要となった時にその記述を見つけることができなくなる、という使い勝手の悪さ。

 でい

 そして値段が4800円+税と高く、表紙絵もただの左右対称とにじみ出る中途半端感。


 以上より、お薦め度が2と大きく低くしたが、他に資料としうる本が限られており、その収録数などから興味があるかマニアックなネタを使いたい方には薦めておきたい。


 この本の初版が1993年に出回ったもののため『DHMO』は載っていないのが悔やまれるのと、個人的に一番読みたかったバーベット(仕掛けた側が有利なゲーム)について殆ど触れられていない。

海外ドラマ『華麗なるペテン師たち』は名作

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