立ち上がれ同志 -Neet equal friend!- 1.池田のやってる事
14:00
「手始めにだな、池田に電話しよう」
葛城が呟く。池田とは、オンラインゲームで知り合い、オフ会でリア友となった、葛城の友人である。
「prrrrrrrrrrrr………もしもし、池田です、って葛城じゃん。何か用?」
「お前、何してる?」
「え?」
「お前、職についてる?」
「ん、職というか、金の入手源ならあるよ」
「え、何」
「FX」
「え、マジ、おま、FXやってんの?それって危なくない?」
「お前、典型的なお客様だな。広告にピッタリじゃねえか」
「?????」
「FXの広告、見た事ぐらいあるだろ。ほら、×××××っていうキャッチコピーの」
「え?え?」
「あれ、俺なんだよ。儲けに儲けて月収150万の人、俺なんだよ」
「くぁwせdrftgyふじこlp」
「おいおい、落ち着けよ。てか、いきなり電話して、職は何だって、どうしたんだよ」
「あ、スマン。云々(しかじか)あってさ」
「へ~。カーチャンに働けって追い出されたんだw」
少し前、12:50
「職が決まるまで帰ってくんな」
「それはさすがに残酷すぎません?お母様」
「言い訳無用。不快音波ッ!」(ショクニツキナサイ)
「MOTHER2のトラウマをッ、掘り返さないでくれェェェェェ」
「問答無用、貴様に銀魂語を喋る資格は無ェ!」
「あうあうあうあうあうあうあうあうあうあう」
「お前ん家にぎやかだな」
「それほどでも」
「いや褒めてない」
「んでだけど、もう用はないんだな?」
「ああ、お前が無職じゃないと分かったから」
「「ばいなら」」
続きは、「立ち上がれ同志 -Neet equal friend!- 2.可憐なアノ子はヒッキーマウス」で。