企業戦死
エリート企業マンは自身の肉体――建物を拡大させるために、ライバル企業マンにタイマン勝負を挑むことに情熱を燃やしていた。
タイマン勝負に勝てばライバル企業マンを吸収して建物を拡大でき、パートナーとして共に歩むことになる。だが、負ければライバル企業マンに吸収される危険も孕んでいた。
企業マンたちの熾烈な争いが繰り広げられる中、タイマン勝負の最中に戦死する企業マンも多かった。企業戦死としてニュースにも取り上げられ、社会問題にもなっていた。
事態を重く見た総理大臣企業マンはタイマン勝負を禁止した。それによって企業戦死問題は解決したが、企業マンたちのモチベーションが下がってしまった。
企業マンたちの画期的な商品生産能力は低下した挙げ句、企業業界を憂いて自殺する企業マンまで現れ始めた。
総理大臣企業マンはタイマン勝負を解禁したが、時すでに遅く、企業業界は廃れていく一方であった。
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