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古兵

雫君の表情を見た時すぐ私は聞いた。

『何話したの?』

すると雫君は

『すごく感動的な話』

いつもと違う雰囲気で話す雫君は何か変で、すぐ異変を感じた私は

『ごめん、お手洗い行こうかな。ちーちゃんは大丈夫?』

そう聞くと

『そうだね。ちょっと深呼吸したいかも。』



雫君もお手洗いに行って全員が戻ってきた頃。

『喫茶店でゆっくり話そっか』

雫君の話をどうしても聞きたくて、つい誘ってしまった。それでもみんなはたくさん頷いていた。



『マスター…コーヒー3つ。』

私がそう言うと

『私のはミルク入れといてね。』

さりげなく千尋が言った。


急に雫君の話を聞くのはまずいかもと思った私は千尋とアイコンタクトをして合図を送った。

『千尋は何、話したの?』

私が聞くと、少し早口で

『私はね、ずっと会いたくて、ずっと好きで、あなたが推しでよかったぁ〜って』

私も同じようだった。というか、握手会といってもたった10秒くらいの間で何を話せと…?そう思っていた瞬間、雫君が

『僕はアイドルは素敵だと伝えて、ブログでなぜアイドルが輝くか、教えてほしいってお願いした。』

それを聞いた瞬間私は目を見開いて

『天才だね。』

その一言だけ雫君に伝えた。まぁ、何百人の中の1人の話、覚えられてるかわかんないけど…。

 少し不安だったが、その短い時間でよく伝えられたものだと私は深く尊敬した。

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