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デブとブタ  作者: コヨコヨ
12/16

合同部

その日の夜…


「これ見てよ、お爺ちゃん。今日学校で貸してもらったんだ」


「ほう…カメラか、中々いい物じゃないか」


「お爺ちゃんも一枚とってあげる」


「お、いいのかい。カッコよく頼むよ」


そう言ってお爺ちゃんは白いバスローブを着た状態でポーズをとる。


この人は、僕のお爺ちゃん、名前は池田悟。


今、僕のお父さんが社長をやっている会社を作った人なんだ。


つまり元社長…なのだが今はこの通り、人生を謳歌している途中なのだ。


「お爺ちゃん、僕部活に入たんだ。部活の中身は皆ばらばらの部活なんだけど…」


「ほう、暖も等々部活に入ったか、良いことだ、きっと楽しいことがお前を待っているさ」


「うん、そうだよね」


僕は自室に戻り、撮った写真を確認する。


「良く取れてるな…」


僕はその写真たちを自分のパソコンに保存していく。


「これで、カメラが壊れても大丈夫」


YouTubeなんかでカメラの使い方なんかを見たりして、その日の夜は過ごした。


次の日


「お爺ちゃんおはよう…」


「おはよう、暖」


「いつも早いね…僕はまだ寝ていたいのに…」


「はは、年を取るとな、朝早くなってしまうんよ」


「はい、暖。朝ごはん」


「ありがとうお母さん、」


「暖もカメラ持ってるの?」


「暖もって…どういうこと」


「お父さんも昔からカメラよくやってたのよ。最近はめっきり見なくなったけど…昔はよく取ってもらったわ」


「へ~、そうなんだ、お父さんもカメラやってたんだ」


お父さんに聞けば何か教えてくれるかも。


その日部活は少し荒れていた。


「ちょっと!風紀委員長。どういうこと?もう一回行ってくれる」


「だから、合同部での活動を報告してほしいの。そうじゃないと、部活として成立しないでしょ」


「ちゃんと部活の中で、報告してるんだから良いじゃない」


「それはあなたの、科学研究部の報告でしょ。いるのは合同部の報告、今週中に報告しないと、部活止められちゃうよ。ちゃんと連絡したからね。じゃあ私はこれで」


「ちょ…ちょっと!行き成りそんなこと言われても…噓でしょ」



「というわけで、今から合同部で何をするのかを決めたいと思います」


「え~、なんで?私早くアニメみたいんだけど~」


「仕方ないでしょうが、部活自体ができなくなる可能性があるんだから。なんか、無い?やれること…何でもいいと思うんだけど」


「そうですね…どんなことがいいでしょうか。例えば料理を作るとか…どうでしょう」


「料理…ねぇ…」


「料理か…私作ったことねえわ」


「いいんじゃね、料理で…楽そうだし」


「良いじゃないですか!料理、食べる事ならお任せください」


ツグミちゃんもう食べるつもりでいるよ…


確かに料理なら、合同部の部活でいろいろできる。


例えば、ケーキを作るにしても、スポンジを膨らませているのは科学だし。


ご当地の料理を作れば、旅行部の活動にもなる。


アニメに出てきた料理を作ればアニメ研究部の活動にもなる。


最後に作った料理を写真に取れば完璧だ。


ただ問題なのが…誰がその料理を作るのか…


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


もし少しでも、面白い、続きが読みたいと思って頂けましたら、差支えなければブックマークや高評価、いいねを頂ければ幸いです。


よろしければ、他の作品も読んでいただけると嬉しいです。


これからもどうぞよろしくお願いします。

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