56アレフギアで生きる
優斗に子が生まれた。
優斗が転生して2年と5カ月が経った。
最初にルーシーの子が生まれた。
男の子、ユタカと名付けた。
次はあかりの子が生まれた。
女の子、ユウナと名付けた。
次はナンシーの子が生まれた。
女の子、ユキナと名付けた。
次は玲の子が生まれた。
男の子、ユキトと名付けた。
次はローラの子が生まれた。
男の子、ユウジと名付けた。
最後はマリーの子が生まれた。
女の子、ユミナと名付けた。
毎日、6人の部屋を回り、子供を抱かせてもらった。
子を抱くと、愛おしさと共に、育てる責任の重さに震える。
だが、立ち向かう勇気も母子から貰う。
商売は順調に拡大し、堅調である。
売り上げは月金貨5万枚、利益は金貨4万枚に上る。
お金は使ってこそ生きる。
今はハーレム用の邸宅と、近くに保育園を建設中だ。
半年もすれば完成する。
ハーレムの皆は邸宅に住んでもらう予定だ。
お金は、まだ余るので、有効な使い道を見つけよう。
アンダシア王国では西の三角湖付近に展開していた戦奴が蜂起し、
イステ市の北西部、クジュ村、ナジ村を含む一帯を占拠した。
アンダシア王国の軍はウエスリーム王国の反撃にあい、
戦奴蜂起軍に手が回らない。
異世界から来たものとして戦奴達にエールを送る。
エスペリでは廃業する奴隷商が出始めた。
異世界召喚と奴隷の首輪を禁止した効果だと思う。
世界が良い方向に向かうとは限らないが、
何十万年も停滞した世界である。
アレフギアに変化をもたらすことは確かだ。
これからも、子供のために、より良い世界にしていく努力は惜しまない。
俺は自分のことばかりで、イステナ様の使徒として仕事が出来ていなかった。
イステナ様から言い渡されているのは『子作り』のみ。
そろそろ使徒としての仕事に取り組みたいと申し出た。
イステナ「優斗には使徒よりもっと重要な役目を与えようと考えています」
俺「ありがとうございます。いつからですか」
イステナ「まだ、ジングルが出来ていません。
もうしばらく待ちなさい」
俺「今のジングル、気に入っています」
イステナ「新しいジングルは必要です」
俺「楽しみです」
優斗のために、ジングルが完成しないことを祈ろう。
タマはこの頃、とても元気だ。
ハーレムの皆の子を抱かせてもらって、ご機嫌であった。
俺はタマの前では子供の話題は避けてきたが、心配無用のようだ。
今日はタマの日だ。
ことが終わって会話を楽しんだ。
タマ「優斗は男の子が好き、それとも女の子」
俺「どっちも」
タマ「一度に何人欲しい?」
俺「何人でも、六つ子とか、でもお母さんが大変か」
タマ「お母さんとしては六つ子はちょっと大変だよね」
俺「イステナ様から50人から100人に増やされた」
タマ「ナンシーから聞いた。
ナンシー頭抱えてた」
俺「イステナ様のお母さんが言い出したんだ。
100人は多いよね」
タマ「私が頑張る」
俺「ありがとう、タマ」
タマ「50人かな」
俺「50人?」
タマ「五つ子」
俺「なに?」
タマ「もう一回、お願い」
俺「分かった」
Owari
優斗の冒険譚はいったん終了します。
ネット小説は読むのも楽しいですが、書くのも楽しい。
そんなことを今、実感しています。
読んでいただいた方、ありがとうございました。 … 作者




