第7話 神の力
「いいか。
神波動とは、心の奥底から湧き上がる力・・・
事と次第によっては「神」とも戦える力だ。」
「そんなものを教えていいのですか?」
ナディアは、隼尾に尋ねた。
「そのような甘いことを言っていると、「神々」と共に「邪悪な神々」と戦えんぞ。
彼らこそ、宇宙の人類が一つになることを妨げようとする「悪魔」たちの「神」。
そして・・・
神波動とは、機械の動力にも換えられる。
やがて、人類が科学を発展させる頃には、反応エネルギーや化石燃料など必要なくなる。
まあ、これは科学神プロメテウス様の受け売りだが。」
「ま・・・
まさか・・・
本来は「粒子閃熱砲」って・・・」
「そうだ。
「神波動閃熱砲」という。
電力に変換した神波動エネルギーを、膨大な神波動エネルギーに再変換・増幅し、撃ち出すエネルギー砲だ。」
そんな技術はどこからか・・・
「これは、大きな声では言えんが・・・
ウチの何代か前の先祖が、「異世界」に行って入手して科学技術だ。
その世界では現代を凌駕する技術だけでなく、魔法や錬金術も発展していたらしい。」
「お・・・
神波動使い方を教えてください!」
「うむ。
よかろう。
そのために呼んだ。」