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想イ詩

季節

作者: 転倒虫

春が来た

夏が来た

秋が来た

そして冬が来る


こんな感じで日々を少しずつ染め換えてゆくキャンパスを

少年はぼんやりと眺めている


彼はもう子供ではない

されど大人にもなりきれない


そんな孤独な少年は、

過去に縛られることを望む少年は、

今もかつての

桜の花びらを握っている

枯れた涙を流してる


虚ろな瞳に映るものは

冬のような灰色の

絵の具をそこにぶちまけた

全ての季節を台無しにした


それでも季節はやって来る

だからその少年は、

あの頃の気持ちを吐けずに握りしめる少年は、

あの背中に苦しめられながらも、

想いを貫き通すために、

歩いてる。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 変化というものは否が応にもやってきます。 変化に対応するのには苦痛を伴います。 わかります。苦しさが。
2014/10/17 12:55 退会済み
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