10年目のお願い(200文字小説)
結婚して10年。
もちろん妻を愛している。
妻の誕生日には毎年プレゼントを買ったものだ。
3年目で長男が生まれた。
プレゼントは子供の物しか買わなくなった。
6年目で長女が。
プレゼントは買ったが、服やおもちゃは長男のお下がり。
長男は長女の面倒をよく見る。
いつも一緒に遊んでいる。
いつしか長女は男の子のようにたくましくなった。
子供たちが寝静まってから妻に言った。
「今度は女の子が欲しいなあ」
「二人もいるじゃない」
結婚して10年。
もちろん妻を愛している。
妻の誕生日には毎年プレゼントを買ったものだ。
3年目で長男が生まれた。
プレゼントは子供の物しか買わなくなった。
6年目で長女が。
プレゼントは買ったが、服やおもちゃは長男のお下がり。
長男は長女の面倒をよく見る。
いつも一緒に遊んでいる。
いつしか長女は男の子のようにたくましくなった。
子供たちが寝静まってから妻に言った。
「今度は女の子が欲しいなあ」
「二人もいるじゃない」
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