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テトラクロノス  作者: 火とかげ
第1章 わたしがたとえ、目覚めなくても

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ゼル

 三人は長い階段を降りていく。

 主塔には自動昇降機もあるが、来客か足に不自由のあるものしか使うことはない。

 踊り場に差し掛かったとき、高い鳴き声に彼らは足を止めた。


「にゃぁお」


 銀灰の毛並みをもつ猫が三匹、どこからともなく湧いて彼らの靴先に忍び寄った。

 リウレンは腰を落として猫たちの頭をなで、セレナは嬉しそうに鳴き声を真似する。

 すると一匹がゼルの靴から足を駆け登り肩に飛び乗ると、頂上の赤毛に爪を立てようとした。


「おい、やめろ!」


 ゼルが頭から猫をどかそうとすると、残りの二匹も次々と赤毛を目指して登頂を始める。


 リウレンとセレナは声を出して笑った。


「笑ってないで何とかしろ!

 痛っ、バカ野郎!」


 笑いながらも、セレナはふと視線を落とす。

 猫たちは、なぜかゼルにだけ妙に攻撃的だったから。


 尻もちをついたゼルのからだから、リウレンが一匹二匹と引きはがすと、

 残りの一匹は形勢不利とみたか、捕まるまいと階段の手すりに飛びのった。


「にゃぁお」

「にゃぁお」

「にゃぁお」


 三匹が威嚇するように一斉に鳴き声をあげる。


「またね!」


 セレナが満面の笑顔で猫たちに手を振ると、猫たちは蒸発するようにその場から姿を消した。


「何がなんだか」


 立ちあがり尻についた埃を払いながら、ゼルがぼやいた。


「君、何か機嫌を損ねることをしたんじゃないの?」


「そんなわけあるか。

 俺ほど猫菓子の改良に熱意のある教師はいないだろうが」


「それはそうだね」


 リウレンが面白そうに同意する。


 実際ゼルは研究室にこもるよりかは、主塔の外で活動することを好んだ。

 許可を得て敷地内の一画に「猫菓子穀」と呼ばれる特別な穀物を植え、暇を見つけては畑に通っている。

 ゼルの世話でよく育つと評判で、その姿は塔の風物詩のひとつでもあった。


 塔の住人の中には、そういった農作を担当する係や、豚や鳥の飼育をする係もいる。

 だが肉体的に恵まれたゼルがそうした役割にうってつけであるのと、なにより赤毛の大男が、畑仕事や鳥の餌やりに騒がしく右往左往する姿が不思議なおかしみを生むため、

みんな面白がってゼルの自由にさせていたのだ。


「ミルカットだからな。

 やつらの忠誠心はこんなところでも発揮されるんだろうよ」


 ゼルは、ぐちゃぐちゃになった赤毛に両手の指を入れて、後ろに撫でつける。


「でも君、見た目はアストレイじゃないか。

 猫たちは出身地まで嗅ぎつけるのかい?」


「さあな!

 おおかた塔主殿の執務室に忍び込んで、俺の経歴書を咥えて寝床に持ち帰ったんだろうさ!」


「またそんなでたらめを」


 リウレンが笑うと、セレナもつられて笑った。


 ミルカットというのは塔のあるリュゼリア地方でよく見かける猫種で、アノジェア王家に高い忠誠を持つとされている。

 ティレムナ出身のゼルはそのことを口にしたのだ。


 だがゼルの外見的特徴である赤毛は、北方山脈地帯ノースウェル=ガザルのアストレイと呼ばれる人種のものなので、リウレンが異議を申し立てたというわけである。


「猫ちゃんたち面白いですよね!

 来年は猫儀学の講義とってみようかな」


 セレナは階段を慎重に踏み歩きながら、思案する。


 イセイナとミルゥの神話が残されているせいだろうか。

 この世界では、人々の猫たちに対する愛着と敬意は非常に高いものであり、特にアノジェア王国では、猫に関する法律なんてものまで備えられている。


 その法律はミルレクスと呼ばれている。

 猫の年齢を数えてはならない、といった何のためにあるのか分からないもの。

 猫が鈴を鳴らしたら人は声を休めないといけない、といった具体的なもの。

 その他にも、それなりに大小いろいろな決め事が定められている。


 もっともそれは知るのは司法に関わるものと、禁学の塔や魔法院の学者くらいだ。

 市井のものたちは、あまり細かいことは気にせず、猫たちとの交流を楽しんでいる。


 しかしながら、この世界の猫たちは、人の想像を遥かに超えて知的であり、奥ゆかしくも独自の文化と、種としての誇りと戒律を携えて生きている。

 そんな猫社会のありようや、猫たちとの正しい関わり方を学ぶのが――猫儀学という学問である。


「イルナフ先生!

 さっきの猫ちゃんたちへの態度は、ミルレクス第三条に抵触してましたよ!」


「攻撃してきたのはあっちだろうが。正当防衛だ!

 それに第三条って……なんなんだよ、そもそも」


「ふふ、言ってみたかっただけです。

 わたしもよくわかりません」


「……なんだそりゃ」


「あってもおかしくないでしょう?

 猫への不敬を禁じる第三条!」


「リウ。

 次の講義ではまず教師への不敬罪を教えておけ」


 そんなやりとりをしながら、三人は一階に辿りついた。


 階段を出て、食堂への短い距離の間に、今度は予科生の子どもたちが、ゼルとリウレンを見つけて近寄ってくる。


「リウレン!

 今度ぼくが考えた最強のなぞなぞを持っていくから、首をあらってまってろよな!」

「……なんだかすごく簡単そうな名前の謎かけだね」


「ゼル!

 次の散髪係はわたしだからね!

 ツィル先輩がきたら追い返して!」

「分かった分かった。

 いつ切られても俺はいいから、好きなときに研究室にきな」


 子どもたちは二人のことが大好きだったから、ちょっかいを出しにくる子が後をたたない。


 赤毛のゼルと癖毛のリウレン。

 でこぼこな背丈の二人の、少しあとをセレナがついていく。

 中央水柱から漏れた光の網は、ここでも二人の背中にきらめきを投げかけている。


 二人の背に目をやりながら、セレナはふと、こんな日がいつまでも続けばいいのにと思った。


   *   *   *


 生徒と教師でごった返す食堂にかろうじて席をみつけて、三人は腰を落ち着けた。


 ゼルが大声で誰何すると、食堂補佐の生徒が急ぐことのない様子でこちらに向かう。


「やあ、フィノリア。がんばってるね」


 リウレンが声をかけると、フィノリアと呼ばれた生徒が会釈だけ交わした。

 再び顔をあげた彼女の左の頬には、火傷の痕がうっすらと残されている。

 塔の子どもはだいたいが口にだすことのできない過去を背負っているから、もちろん彼らは誰もそのことに言及はしない。


 三人があらかじめ決めてあった注文を彼女に告げると、フィノリアはそれを手帳に書き留め、また一礼だけして去っていった。


 なんとなく押し黙った三人のなかで、ゼルがまた口火を切った。


「そういえば、赤毛の不埒者ってなんだよ。失敬な」


 リウレンが小馬鹿にしたように鼻で笑う。


「さっきの猫百匹分くらいありそうな図体のくせに、やけに細かいことにこだわるね」


「そこまででかくはねえよ」


 ゼルが不機嫌そうに眉を顰める。


「それに不埒者は不埒者だろう?

 忘れるもんか。

 塔にきた最初の日、君はたしか塔主殿を人質にして七階に立てこもったんじゃなかったっけ?」


「お前の方こそ不埒者だ……そんなことはしちゃいねえ」


 リウレンが口にした出鱈目な冤罪にゼルもあきれ顔だ。


「そうだっけ?」


 リウレンはとぼけて、今度はセレナに水を向ける。


「ねえ、セレナも覚えているよね?」


 そう言われて、セレナは困ったように笑う。

 もちろん、セレナも覚えていた。

 けれど、ゼルの行いは、リウレンの言うようなものではなかった。

 セレナは少し遠い目をして、あの日の朝の光景をそっと呼び戻す。


 ――塔での安逸の日々に、ひとつの波紋を投げかけた、赤毛の巨人の登場。

 おだやかで、少しだけ退屈だった子どもたちの日常が、あの日を境にほんの少しずつ、笑い声の音階を変えていった。


 セレナのまなざしに、そんな追憶がやわらかく浮かぶ。

 その表情の奥には、どこかあたたかな色が混じっていた。


   *   *   *


 その日の朝、ゼルは、めったに人前に姿を現さない塔主――

 禁学の塔全体の最高責任者であり管理人である女性、シェラン・ナージュに連れられて、主塔の中に姿を現した。


 受付で手続きを終えた二人が、なにやら話し込みながら中央水柱に向かってくる様子に、大人も子どもも固唾をのんだ。


 塔の住人たちはまず、ゼルの体の大きさに驚愕した。

 ティレムナ出身であるとは聞かされていたが、外見の事細かな特徴までは伝えられていなかったのだ。


 女性としては背が高い塔主シェラン・ナージュのはるか頭上にある赤毛は遠くからでもよく目立ち、住人たちはこの外来種への警戒を強めた。


 猫たちも、塔の一階にある施設の思い思いの軒先にちょこんと座り、この珍しい闖入者の登場を不思議そうに見つめている。


 一挙手一投足を怯えながら見守るその視線を浴びながら、塔主とゼルは水柱前の広場までやってきた。

 そこでゼルは、物陰からおそるおそる覗きこむ臆病者たちをぐるりと見回すと、突如大きな声をあげた。


「おまえたちが、俺の存在を訝しみ、恐れるのもよくわかる。

 だが聞いてほしい!」


 塔の住人たちは、びくりと肩を震わせた。

 秘匿された学び舎であるこの塔の中では、ついぞ聞いたことのない大声だった。


「こんななりをしているが、俺には俺の事情があり、だから俺は許されてこの場所に来た。

 これがその証だ」


 灰色のコインを持つ手を高くかざす。

 そのコインのことは、塔に住むものなら誰でも知っている。

 塔を出た学者が、命の危機にある子どもを救い出した際にその子に握らせる、禁学の塔への入場証。


「はいそうですか、といかないことも分かっている。

 ここは世界に隠されたおまえたちの最後の居場所で――

 牙を隠した獰猛な獣をやすやすと迎え入れていい場所なんかじゃない。

 俺はそんな獣じみた人間ではなく、ただ少しばかり背の高いだけのただの男だが、そう見えてしまうのも理解できる。

 それは百も千も万も承知の上で……」


 ゼルはここでためを作り、ひときわ大きな声で叫んだ。


「賭けをしようじゃないか!」


 どよめきがあがる。

 理知とためらいを基調とする塔の住人たちの、理解の範囲外の言葉だった。


 一体何がおきているんだ……そんな視線があちこちからゼルに注がれ、ゼルはそれを分かっている、といった風情で頷いて受け止めた。


「このコイン……片面には俺を紹介してくれた学者のイニシャルが刻まれ、もう片面には――俺にも意味は分からないが数字が記されている」


 ゼルは掲げたコインを左右にゆっくりと回転させた。


「俺は今からこのコインを空に投げ、それを受けとめる。

 いや、あんたにお願いしたい。

 イカサマなんかじゃないと全員に分かってほしいからな!」


 巻き込まれた塔主シェラン・ナージュは、また始まった、とでもいうように首をふったが、しかし特に抗いもせずゼルからコインを受け取った。

 これもまた必要な儀式だというのを彼女も理解していたのだろう。


「俺は……俺の恩人を信じて、イニシャルの面に賭けよう。

 俺は人と人の絆を信じている……結局はそうしたものが、この冷たい世界で信じられる唯一のものだからな。

 だから、これから彼女がコインをなげ、数字の面がでたら――

 そのとき俺は潔くここを立ち去ろう。

 悲しいことだが、運命の選択は厳粛で、軽々しく蔑ろにしてよいものじゃないからな。

 じゃあ、やってくれ!」


 ざわめきは続く。

 いったい何がはじまるんだという困惑はいや増し、子どもたちの何人かは、コインの裏表の賭けを始める。


 シェラン・ナージュは誇張された仕草で肩をすくめると、コインを右手の親指の爪に乗せ――

 それを宙高くにはじいた。


 塔の住人たちの緊張は頂点に達した。

 引き伸ばされた時間のなか宙を舞った灰色のコインが再び、塔主の手元に戻り……

 彼女はそれを左手の甲で受け止め、よく響く音とともに右手で押さえつけた。


 そして右手をゆっくりとひらく。


 灰色のコインは、数字の面を向けていた。


 ゼルは動じた様子もなく、それを見てまた大声をあげた。


「お前たちの勝ちだ!

 おめでとう、と言わねばならない」


 ゼルは再び住人たちを見まわしながら、ゆっくりと拍手を送る。


 塔の住人たちの脳に疑問の記号が浮かんでは消え、浮かんでは消えた。

 何かを問い詰めたい思いが募るが、言葉にならない。


 おまえは一体どうしてそう平然としていられるんだ、まとめるとだいたいそんな感想だっただろう。


 人の絆の力説は何だったのか、と。

 運命は厳粛で蔑ろにできないのではないのか、と。

 潔くよく去るんじゃなかったのか、と。


 おまえたちの思いは痛いほどわかるとでもいうようにゼルはうんうんと頷いた。


「だが俺は……どうしてもお前たちに俺を受け入れてもらいたい。

 そのためにはすべてを捧げるつもりだってある。

 だから――こうだ!」


 叫ぶやいなや、ゼルは身に着けていた衣服をすべて脱ぎ去り、生まれたての姿となる。

 その彫刻のように鍛えられた肉体が露になり、ここにいたって塔の大人たちは完全に何も考えられなくなり、この茶番劇に目を奪われていた。

 別に奪われたくもなかったが、これまでの塔の生活とはかけ離れすぎたこの男の突拍子もない振る舞いの中には、確かに認めざるを得ない魅力があったのだ。


「俺は何ひとつ隠すものもなければ、武器だってもちはしない。

 何者でもなく、あわれなだけの無力な男だ。

 俺にはここ以外に行く先なんてない。だから……」


 ゼルは悲痛な表情で淀みなく語りかける。だがその姿のせいですべては滑稽に映る。


 シェラン・ナージュは好きにするがいいと、あきらめた様子でそれを見守っている。


 すると一人の子どもがゼルのところにとことこと寄ってきた。


「主塔の中では服を着ていないとダメなんだよ!

 そんなことも教わらなかったの?」


「ああ、そうだな。

 俺はまだ来たばかりだから」


 しゃがみこんで子どもに視線を合わせながら、ゼルは優しく答える。


「お前は、俺がいやか?」


 ゼルは子どもに問う。

 その言葉にはこれっぽちの緊張の色もなく、ただ自然な日常の一コマであるかのように住人には感じられた。

 全裸であることを除けば、だが。


 「ううん!」


 子どもは元気よく返事をした。


「お兄さんみたいなバカな人はじめてみたよ!

 だから面白い!

 ぼくらがいろいろ教えてあげるから、ここにいなよ!」


 その声をきっかけに、他の子どもたちがゼルの元に駆け寄ってきて口々に質問をする。


「なんでそんなにノッポなの?

 どうしたらそうなれる?」


「その髪は染めてないの?

 さわってもいい?」


「お兄さんも、悲しいことがあったから、ここにきたの?」


 そうした子どもたちの声が鎮まるのをまって、塔主シェラン・ナージュがついに声をあげる。


「こんなふうに、少し頭のおかしいところはあるが……基本的にはただやかましい善良な男だ。

 だが、頭脳の切れ味は、私が保証しよう。

 それにこの図体もいろいろ役に立つだろうから、こき使ってもらって構わん。

 所属は五階となる。

 諸君も知っての通りこの男はティレムナからきた。

 重力やレイジュールに関する知見は、きっと我々の助けとなるだろう。

 ここまで彼が口にした一連の冗談はさておいて、今後よろしく頼む」


 子どもたちに指図され、まとわりつかれながら、ゼルは衣類を着なおした。

 そして、今度は何もいわず、住人たちに深く頭をさげる。

 ――両手にそれぞれひとりずつ子どもをぶら下げたまま。

 足元では履きなおした靴を子どもたちがまた脱がしていた。


 食堂の軒の上から、猫たちがにゃあと鳴いた。


 すると食堂の席に腰を掛けていた一人の青年が立ちあがり、大人たちの間をすりぬけて、ゼルのそばに歩み寄る。


 柔らかそうな癖毛と、ハシバミ色の瞳をもつその青年は、ゼルと比べるとかなり小柄で、子どものように小さくみえた。


「塔主殿。

 今のあなたの言葉に、一ケ所疑義を述べさせてもらってもいいかな」


 大人ですら、もはやゼルを受け入れるにやぶさかではない気持ちが目覚めていたので、みな驚いて少し張り詰めた空気が流れる。


 塔主は、どうぞと鷹揚に顎をあげ続きを促す。


「『少し、頭のおかしいところはある』そう仰ったけど……『少し』は、かなり控えめ表現じゃないかな」


 ハシバミ色が、笑いながら塔の住人たちを振り返る。


「ねえ、みんな?」


 なにやら深刻な問答が始まるのかと身構えていた観衆から安堵と笑い声が漏れた。


 塔主シェラン・ナージュはつまらなさそうに、癖毛の青年に返す。


「ふむ……我々の本分は学者だからな。

 確かに言葉は厳密に運用しなければならない。

 ――だが、『少し』は『少し』だ。

 この程度でいちいち驚かされているようでは、おまえの洞察力もまだ磨く余地があるということだ。

 この男の本領はこんなものではないぞ」


 そしてこの一幕において、初めて彼女は笑顔をみせた。


「面白いな。

 おまえもこの飛上り者から大いに学ぶことがあるのかもしれない。」


 シェラン・ナージュはゼルの赤毛を見上げる。


「紹介しよう、ゼル。

 この癖毛は、リウレン・ルゼリア。年齢はおまえと同じほどでまだ若いが――

 次の終理達成の鍵を握ると私は考えている」


 その言葉を引き継ぐように、リウレンと呼ばれた青年が、ゼルに片手を差し出した。


「はじめまして、ゼル。

 塔主殿の言葉は、ずいぶんな買い被りだけど……

 僕も所属は五階なんだ。

 これから仲良くしてくれるとうれしいな」


「ああ、リウレン――リウ。

 こちらこそ、よろしくな!」


 そうしてゼルがリウレンの手を握り返すと、子どもたちのあいだからわっと歓声があがった。


 これが、ゼルが塔に初めて来た日に起きた、最初の出来事だった。

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