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伽藍堂 ー 異世界の片隅で、ラーメンを出すだけの話 ー  作者: 伽藍堂
【第一章 伽藍堂、開いてます】

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第9話 空席の意味

その日は、驚くほど客が少なかった。


昼を過ぎても、空席が目立つ。

カウンターの端が、ぽっかりと空いている。


「今日は、静かだな」


商人が言う。


「こういう日もある」


「不安にならないのか?」


少し考えてから答える。


「ならない」


空席は、悪い兆候じゃない。

店が呼吸できている証拠だ。


満席が続けば、無理が出る。

味が崩れ、人が疲れる。


リリアがラーメンを食べ終え、静かに言った。


「空いていると、考え事ができる」


「店で?」


「ここは、静かだから」


空席は、余白だ。

誰かが座るための、準備された場所。


それを、無理に埋める必要はない。

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