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伽藍堂 ー 異世界の片隅で、ラーメンを出すだけの話 ー  作者: 伽藍堂
【第一章 伽藍堂、開いてます】

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8/9

第8話 噂の広がり方

伽藍堂の噂は、派手に広がることはない。


「すごい店がある」ではなく、

「変な店がある」程度だ。


昼時、初めて見る二人連れが入ってきた。

周囲を気にするように、小声で話している。


「ここ、静かにしないとダメらしい」


「ラーメン屋なのに?」


聞こえているが、何も言わない。


ラーメンを出すと、二人は少し戸惑った顔をした。


「……普通だな」


「普通だ」


だが、食べ終わる頃には、声がなくなっていた。


無言で丼を置き、顔を見合わせる。


「……また来る?」


「来るな」


それでいい。


帰り際、片方が小さく言った。


「落ち着くな、ここ」


噂は、そうやって広がる。


大声ではなく、

誰かの記憶の片隅に残る形で。

読んでいただき、ありがとうございます。

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