表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
中途半端なソウルスティール受けたけど質問ある?  作者: ミクリヤミナミ
サトシの譚
77/343

創造とは

「『創造クリエイション』?」

「『創造クリエイション』だな」

「『創造クリエイション』ってなんですか?」

「しらん。」

「え?」

「え?」

「知らないんですか?」

「なんで知ってると思ったんだよ?」

「いや、さっき自信満々で合成しろって言ってたじゃないですか。」

「合成はできただろ?」

「あっはい。」

「なら、いいじゃん。」

「……」

「まあ、そう言うな。取り敢えず、説明よめ。」

「あっはい。」

 サトシはルークスの事を疑わしい目で見ながら、目の前のステータス画面に映るスキルのタイルを選択する。

「「『創造クリエイション』:創造する」

「……」

「……」

 二人は、顔を見合わせてため息をついた。

「まんまだな」

「まんまですね。」

「この説明作った奴に、説明って言う言葉の意味を小一時間問いただしたいな。」

「どう判断すればいいんですかね。」

「まあ、使ってみるしかないだろうな。取り敢えず、作れるのは確かだろう」

「手からなんか出てくるんですかね。」

 サトシはそう言いながら以前見た動画の事を思い出していた。その動画は、奇抜な格好をした宗教家が手から水やら金属やら、いろいろな物質を出現させているところを撮影したものだった。


 サトシはそれを参考に、掌を下に向け親指と人差し指、中指をこすり合わせ、そこから金属の粉が出てくる様子をイメージしてみた。


 すると、こすり合わせた指から小さな金属粉末が湧き出てくる。それらは地面に落ちて溜まって行く。


「「……」」

 サトシもルークスもそれをみて呆気に取られていた。


「ゴホン!」

 ルークスは気持ちを落ち着かせるように、一つ咳払いをする。

「あ、ああ、なんか。でて……」

 サトシは状況がまだつかめていないようだ。

「サトシ、落ち着け。まあ落ち着け!」

「は、はい。」

「いま、何をイメージした?」

「金属の塊です。」

「具体的には何の金属を考えた。」

「き、金ですね。」


 確かに、地面に降り積もっている金属は、黄金こがね色に輝いていた。ルークスはそれを手に取るとじっと眺める。

「サトシ。お前も鑑定できるよな。」


 サトシは、しばらく呆然としていたが、ルークスの質問に頷く。

「見てみろ」

 言われるがまま、サトシはルークスの手にある金属のステータスを確認する。そこには


「金:価値がある」

 何ともふざけた説明だったが、サトシの意識は説明には向かなかった。「金」その文字を見た後、サトシとルークスはしばらく見つめ合う。


「「いやったぁ!!!!」」

 二人は、飛びあがり、その場をぐるぐる回りながら踊り始める。飛び跳ねたり転がったり体全体で喜びを表していた。


 その様子をアイは冷たい目で見つめていた。

この作品をお読みいただきありがとうございます。

「ブックマーク登録」または「★★★★★」評価いただけると励みになります。

感想を頂けると参考になります。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ