5話
正月に入り自分の体がスライムじゃないかって思うぐらいに体全体がずっと地面と引っ付いているます、だから投稿が遅くなったこと許してください
[康太が狂ったその一方世界では]
世界には数百万個という地下ダンジョンと塔が現れた
世界の人々は突然現れた地下ダンジョンや塔に驚き恐怖し、あるオタクと呼ばれる人々のほんの一部は歓喜した
オタクと呼ばれる人はだいたい知っているのだが2次元を知らない人からしてみれば突然現れた謎の建物、恐怖しか湧かない
しかし、オタクと呼ばれる人々も例外ではなかった
逆にもっと恐れたかもしれない
それはダンジョンは危険に溢れており、自分が普通に死んでしまうかもと思ったからだ
誰しもが2次元の主人公のようにはいかない 1部喜んでいるのは自分の主人公パターンキターと思っている危機感がないやつだけだろう
そうして、世界で騒動が起きはじめて3ヶ月後、夏菜子の家のすぐ近くにある個室のような自動販売機がある休み場において2人が話し合っていた
「はぁ、俺別にこういうの望んでいなかったんだけど···」
「そう言わない、学校一のヤンキーの名が汚れるわよ」
「別に言われたくてやったんじゃないし」
「そうね、でもかかってきたやつをボッコボッコにするなんて通常じゃできないでしょ」
「いやさ、それは俺でも理解出来るよ、でもヤンキーはなくない?」
「さあ?貴方の顔がヤンキーみたいだからじゃない?」
「差別!それ、差別だよねっ!」
「別にいいじゃない、言われても気にしない大人になりなさい」
「そう言われても」
「貫太、人はね、我慢することで成長するの」
1人は学校一のヤンキーと言われ名前を柳田 貫太という
「おいおい、生徒会長さんよ、お前もあまり成長できてないじゃないか?体がぐはっ」
「う、うるさいわね!これから成長するのよ、ていうか私は生徒会長じゃなくて佳奈っていう名前があるの」
「つったってよぉ、蹴ることないじゃないか、生徒会長さんよ」
「貴方があまりにもデリカシーがないからじゃない」
もう1人の生徒会長と呼ばれる女子は橋田 佳奈という
「ふん、そんなお前みたいなゴリラに女扱いするかよ」
「もういいわ、話を戻しましょう、これからどうする?」
「そうだな、やっぱ俺達は皆に世界の救世主って呼ばれているんだから、期待に応えないと···」
この2人は救世主と呼ばれる人だった
そうして上から戦うように指名された
「まあ、そうよね、貴方がそれを言うのは不自然だけどそれには同意ね」
「あ゛あ゛?」
「そういうところよ」
「まぁいい、やっぱ俺達は初心者、戦いに慣れてないから練習したい、て言いたい所だが早く魔物達を狩らないと被害が増えるからな」
「ええ、上からの情報によると倒すと経験値が貰えてある程度溜まるとレベルが上がるって話よ」
「ゲームみたいな話だな」
「私も最初信じられなかったわ、でも上の渡してくれた動画を見ると人が拳で壁を壊していたから信じるしかなかったわ」
「編集とかでできるんじゃないか?そんなこと」
「上の渡してくれた動画がそんなインチキなことしないでしょ」
「どうだか、それはいいとして、【ステータス】見たか?」
「ええ、平均値より高かったのは魔法力とMPと魔法耐性力の3つね」
「へえ、俺はHPと攻撃力と防御力が高かったぜ」
「じゃあ私が魔法担当であなたが力担当ね」
「なんか、気持ち悪いよな」
「何が?」
「いやさ、なんか俺達に合った能力だから誰かに見られてるっつーか」
「ステータスを作ってくれたのが神様とかいうやつ?」
「神とかあまり信じていないがまぁ、そういう感じだ」
「見えないことを考えても無駄よ」
「やっぱ、お前らしいわ」
「?」
佳奈は首を傾げる
「お前って全て割り切って行動している、無駄な事はせず、ちゃんとした人として誇れると思うぜ?」
「褒めても何も出ないわよ」
「そうかよ、···全然人来ないな、確かここには能力を得た人が来るんじゃなかったっけ」
「ええ、でも正確に言えば光った人ね、普通の人でもステータスは使えるらしいから、貴方の言う通り来ないわね、電車でも遅れたのかしら」
そうすると横に座っていた寛太と佳奈以外の人が喋った
「あ、あのぉー」
佳奈はイラついた声で
「何?」
と答えた
そうすると横に立っていた男の子は言った
「自分もその1人なんですけどぉ」
そうすると貫太が
「そうなのか、悪かったな、気づかなくて」
そう返した
「い、いえ」
しかし、佳奈はイラついた様子で
「は?」
「す、すみません」
「いい?貴方みたいな人が選ばれるわけないでしょ?」
だが貫太は言った
「おいっ!佳奈っ!」
「何よ、寛太」
「お前、そんな言い方ないだろ、それいじめているやつのセリフだけどお前まさかいじめてんのか?」
「いえ、私はこの弱虫を助けてやったの、いじめられていたから、だけどいつも薄暗いで気持ち悪いからこの対応で許してやってる訳」
「お前、そんな人間だったなんて、やっぱ人間として誇れねぇな」
「なんですって?」
「やめようよ、こんな争い、僕なんかで、人間じゃないっていつも言われるくらいなんだし」
「佳奈、お前を信じていたのに」
「何を?」
「どんな人でも助けるような人だって思っていたんだよっ!」
「ええ、私は助けているわ、だけどこいつは人間とは違う、ただ泣き叫んでいる虫よ、そんなことも分からないの?貫太は」
「あぁっ!分からないねっ!俺は人が傷つくのが嫌いなんだ、俺にかかってくるような馬鹿は別としてそいつは優しい、弱い?気持ち悪い?そんなんで人を決めてんじゃねぇよっ!」
「何よ、こいつのためだけに怒るわけ?」
「だから·····、そういうところが嫌いって言ってんだよぉぉぉっっっ!!!!」
「2人とも辞めてよ」
弱虫と言われた男、中洲 魁翔は小さな声で言った
「何か言った?」
「い、いえ·····」
「そういうのをやめろって言ってんだよぉぉっっ!!!すまないが魁翔、こっちに来てくれ、後、佳奈喋りかけんな」
貫太にこっち来いと言われ魁翔は恐る恐る近づいた
貫太は小さな声で横に座った魁翔に呟いた
「アイツらが怖いか?」
魁翔は小さく頷く
「もうお前は心配しなくていい、学校なんてやめてしまえ、そして俺と一緒に来ないか、あんなやつと一緒よりかはいいはずだぜ」
「·····え?」
「お前が嫌なら来なくてもいい、でもお前今の生活嫌いだろ、俺と一緒にこいつらみたいな酷いやつとはおさらばしよう」
「は····い···グスン、グスン」
「何こいつ、急に泣き出した、キモっ!」
佳奈の声は聞こえずずっと泣いていた魁翔
魁翔は親からさえ向けられなかった優しさに触れ泣いてしまった
それをきっかけに魁翔の中で渦巻いていた黒い感情は消えた
その黒い感情は別に苦しいと言うものではなかった
その黒い感情というのはなんだったんだろうか
知ることは無いだろう
«バンッッッッッ!!»
「「「!!??」」」
3人は扉の方から出された音に反応し、扉の方に目をやる
そこには少しグチャりと曲がっているスライド式鉄扉にあちゃーと手を顔にしている金髪の人がいた いや、人なのか?
どんなに強くなってもこんな風に鉄扉が曲がることは無いはずだ
「だいぶ手加減したんだがなぁ、力の調整ムズいなぁ、アイツ、ここが1番近いって言っていたから来たのに扉があるなんてな、まぁいいか、俺には関係ない、初めて自動販売機を見てジュースを購入するためここに来たんだ、早速買お・・・人間?」
金髪がそう独り言を呟いて貫太達の方を見た
金髪の人は貫太達をじっと見たが関係ないように自動販売機の方に向かう
しかし、偽善者の佳奈が見逃す訳もなく
「ねぇあなた」
金髪の人が振り向く
「ん?なんだよ」
金髪の人は冷や汗なのか本当に汗をかいている
「あれを貴方はあんな風にぐちゃぐちゃにして反省はしているの?」
「あぁ、してるぜ、だが直す方法が無いんだったら人に任せるのが流れってもんだろ」
「それだけじゃいけないのよ、ちゃんと報告し謝る、それがせめてもの謝罪じゃないの?」
「それはな・・・面倒くさいからだ」
「は?」
「報告するのがめんどくさいって言っているんだ」
「そんな理由で?」
「ぐ、ぐぬぬ」
「どうしたの?」
「くそっ、逃げてやるっ!」
「ちょっ、待ちなさい!」
佳奈は追いかけようとするがいつの間にかいなくなっていた
[康太が狂って1時間]
康太side
「また殺しちゃったよ、あはは·····?何だこの階段は?よくある次の階か?確か下に行くほど敵が強くなるんだったよな」
康太の目の前には階段があった 康太は迷わず言った
「よし、次行こぉー、っと俺としたことがステータスがあるか調べてないじゃないか、«ステータス»」
{笹豊 康太} 17歳
Lv 4 /1億 [5/40] {人間種}
HP︰1400
MP︰1400
攻撃力︰210
物理防御力︰105
魔法力︰140
魔法耐性力︰70
俊敏︰14
精神力︰14
スキル Sp4
なし
努力スキル
なし
耐性
なし
称号
・世界で初めて戦闘に挑む者
・世界で初めて戦闘に勝った者
・世界で初めてレベルシステムを獲得した者
討伐数
Z35
「本当に開いた·····、へぇ、面白いね」
康太は不気味な顔をしながら言う
「レベルが1億まで·····、これはMAXにさせる気なしだね、そして形から考えるに俊敏、精神力は10+レベル数って感じで魔法力が100+レベル×10だな、そして魔法耐性力が魔法力の半分、攻撃力は魔法力の1.5倍で物理防御力が攻撃力の半分と、HPは体力かな?そしてMPが魔力だろうな、HPとMPが1000+レベル×100かな、レベルの横にあるのはなんだ?経験値必要量か?しかしそれだとおかしい、俺は討伐数と同じ35匹しか倒してないぞ、1匹の経験値が1だとする、そうしたら経験値必要量がレベルが上がるにつれ10ずつ増えるとすればまだ3レベルのはずだ、となると可能性は経験値の数値が違うかそれともこの称号に意味があるのか経験値の必要量が違うのか、·····うーん、考えても分かんねぇ、もう次行こうかな」
康太はナイフを持って歩いていく
その康太の姿はとても狂気に満ちていた
魔物が消滅したからって別に返り血が残る訳でもない
康太は今いっぱい返り血を浴びている
普通の人が見たら発狂するだろう
奇跡的に顔には着いていないが残念ながら眼鏡にはついているのだが康太は気にせず進むのだった
「もっともっと狩りたいな」
階段を下りて最後の段を下りた時声がなる
〖世界で初めて階層をクリアした者・・・称号と特典が与えられます〗
「ふーん、考えても何も出ないし先進も・・・」
康太は知らん振りして進むとそこには
「おいおい、今度は団体戦ってか?」
レッサースモールウッドウルフの集団ができていた
«グルるるるっ!»
«グルルルッ»
«がァっ!»
その数およそ10体
「1匹でも手間取ったのにな、来いよォっ!」
まず端っこのウルフが走ってくる
「そんな単純だとなぁ」
真っ直ぐに突進してきたので横に避けて包丁を刺す
そうすると一斉にウルフが襲いかかってくる
「くそっ」
康太は流石に全方向から来ると避けて攻撃などという技術関係なくなるのでナイフを振り回す
«グギャッ!»
«がァっ»
«べジャ!»
「はぁはぁ、まぁ強かったなってまだいんのかよ、ここからいっぱい出てくんのか?」
目の前にはまたウルフの集団
「一斉にやってやる」
康太は一気に走り出す ナイフを持って
「この畜生どもめ、俺が捌いてやるっ!」
ここからは一方的な逆襲が始まった
「オラァっ!」
康太は振りかざす
«グギャッ!»
刺さったウルフは倒れ、後ろから襲いかかろうとしたウルフも警戒していたので避けて腹にまた刺す
刺して刺して刺して刺して刺して刺して
集団がいなくなったと思いきや、また現れ虐殺が始まる
レベルアップすると少しだけ体力が回復するので康太のようなやつにはピッタリだった
「ははっ!はははっ!」
«グギャッ!»
«ボェッ!»
«キューン!»
«がァっ»
«グシャッ»
康太はずっと倒していく
お腹が空いた時は非常食を食べるがその間に襲いかかろうとしてくるので休む暇がない
そうして一日が経つ 普通なら精神的に気にしないといけないのだろうが康太には必要ないみたいだ
«グギャッ!»
康太がウルフを殺して周りを見る だが周りには何もいない
康太は警戒心を解かず前に進むと階段があった
下りていく 無言で
そうすると階段が途中で終わっていて横に何故か扉がある なんか文字が書かれているが読めない 康太はなんだろうと開けてみるとびっくりするものがあった
それは・・・トイレだった
「ど、どうしてここにトイレが」
ちゃんとトイレットペーパーもある 洋式だ
康太は今気づく トイレに行きたいことに
「まぁね、これも計算されてるわけねダンジョンに、じゃあ遠慮なく使わせてもらいます」
康太はトイレを使い、便を済ませる
「ふぅ、スッキリした、じゃあ行くかっとレベル調べるか、ステータス」
{笹豊 康太} 17歳
Lv 80 /1億 [65/800] {人間種}
HP︰9000
MP︰9000
攻撃力︰1350
物理防御力︰625
魔法力︰900
魔法耐性力︰450
俊敏︰90
精神力︰90
スキル Sp80
なし
努力スキル
なし
耐性
なし
称号
・世界で初めて戦闘に挑む者
・世界で初めて戦闘に勝った者
・世界で初めてレベルシステムを獲得した者
・世界で初めて階層をクリアした者
討伐数
Z2195
「こんなに倒してたのかぁ、やばいな、凄いことなのに疲れの方が勝ってて、喜ぶことが出来ない、ところでSpてなんだろう、使用するのかな?Sp使用する、!」
画面にはスキルポイントをするためどのスキルを手に入れますか?と書かれていた
「ん?」
画面が全く動かないので故障したのかっと手を画面にやると感触はないが動いているのがわかった
スライドしていくとそこにはこう書かれていた
第1スキル
・簡易食物Sp消費50
・消毒水Sp消費50
・水魔法Sp消費30
・風魔法Sp消費30
・火魔法Sp消費30
第2スキル
・光魔法Sp消費100
・闇魔法Sp消費100
・木魔法Sp消費100
・土魔法Sp消費100
第3スキル
・花魔法Sp消費260
・炎魔法Sp消費300
・氷魔法Sp消費300
・雷魔法Sp消費300
・ジュースALLSp消費500
第4スキル
・状態異常ALLSp消費10000
・空気魔法Sp消費15000
・濁流魔法Sp消費17000
・武器精製Sp消費30000
・鑑定Sp消費50000
第5スキル
・魔法切断Sp消費100000
・重機精製Sp消費100000
第6スキル
・??????Sp消費????????
・??????Sp消費????????
・??????Sp消費????????
第7スキル
「・・・やばいな、スキルが数値で区切られていることは分かるんだけど、1上がるとSp消費が2倍以上ってとこでおかしいのに第6やばいだろ・・・、?で分かんないがこれ?の数で見ると1000万超えるなぁ、絶対取らせる気がない、まぁ、3桁でももう無理だけどね、・・・・・・はぁ、第7スキルあると思いきや何もないっていう、レベル上がったら分かるのかな、・・・ああっ!もう気にしたらいけんやつだっ、気にしないで今必要な食料のスキル取ろう」
〖Sp消費して簡易食物を手に入れました、Spが50減ります〗
「よし、これでご飯には困らない、後は消毒水か、ん?なんだこれ」
画面のスキルのところに簡易食物が追加されているのだがその横にRank1と書かれていた
「これもしかして、Sp消費してRankが上がるんじゃないのか?もういい、気にしてもしょうがない、先進も」
先に進むとまた階段があるので康太は降りる
康太は降り終わるとまた鳴る
〖世界で初めて2階層をクリアした者・・・称号と特典が与えられます〗
「あー、はいはい、分かってるって」
康太は適当に答える
そのまま前に進むといつものような一本道ではなくなっていた
「これはやばいな、道が増えるのかどうしよう、どうやって攻略しよう、一本道よりも結構難しくなるぞ」
康太はあることに恐れた
まず罠がないか
死角取られたら
そうして、迷子にならないか
康太は迷子にならないか1番気にしている
「どうしよう・・・」
康太は夏菜子と出かけたことがあるのだが1日に10回ははぐれる
「でも、ここでつまずく訳にはいかないんだよな」
康太は3方向にある道の真ん中を進む
「よし、これなら大丈夫だろう」
康太はせっかく気をつけようとしていたが迷子に引っ張られて忘れていたあることを
罠がないかを
「え?」
康太は下にある糸に気づかず踏んでしまった
下がパカッと開き、康太を奈落に誘う
「うわぁぁぁっ!!」