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日常が壊れたあの日から‥‥‥誰にも分からない世界のミライ  作者: 弱い初心者レス
1章失いと始まり
4/8

4話

康太が倒れた一方世界では色んな所で地下ダンジョン、塔、そして奇妙な生き物がいきなり沢山現れた


『な、なんだ!?あの塔はっ!』

いきなり現れて現状が理解できない者


『うわぁーっ、ゲームの世界みたい』

2次元の世界と比較する者


『外にこ、こんな化け物がいるのかっ!逃げろ!』

魔物を見てすぐに逃げ惑う者


«グルるるるるっ!»

«グギギッ»

«カサカサ»

«がァァァ»

『こんな化け物になんで俺が殺されなきゃいけないんだっ!悪いけどお前が身代わりになれよ』

『何を言ってっ!う、うわぁぁぁぁぁァァァァァ!!!』

友人を見捨てる者


『皆っ!ここは学校よっ!ドアを塞いで皆で対処していきましょうっ!』

『無理だよ、あんな化け物』

『そうだ!そうだ!』

『早く逃げようよぅ』

『中にいても時間が経ったら食糧なくて餓死するぜ?』

取り締まろうとする者

早く逃げたい者

諦めた者

冷静に判断する者


世界ではこんな色んな人達がいた

そして魔物に向かおうとした者も

『殺されるくらいなら、この包丁であいつに立ち向かってやるっ!うおおおおぉグベヂャっ!』

『こ、この銃で殺せるか?[バンッ!]よっしゃっ!当たったァ、なんでまだ動いではっ』


世界中は混乱していた

突然現れた、魔物というものに

そして勝手に植え付けられた

自分は魔物には勝てないという感情は人をダメにしていった


だが人類が諦めようとした時に突然それは起こった

人が光り出したのだ

だが、全員が光ったのではなくある特別な人達が光ったのだ

それは社会人にもいたが大きく学校を通うものに多かった

人々はそれを愛称としてこういった


未来の救世主と·····



[地下ダンジョン、康太が寝てから10時間]


「·····、ってここどこ?」

康太は無言で体を起こすとそこは洞窟の中だったのでびっくりした

康太は覚悟を決めたとは言えまだまだ日常が油のようにこびりついて取れていなかった

「そうか、俺はもう1人だった·····、っとお腹が空いたな、どうしよう」

康太はそういうと非常食を取り出し食べだした

「もぐもぐもぐっ、非常食にも限りがあるから時々買い出しに行くとかしたいが·····、お金が無い·····、どうしよう、この先に売れるものとかあるのかな?何かいいもの探そうっと」

康太は必要な分、非常食を摂取したら直ぐにしまい、気絶した時に聞こえたような声を思い出してみる

「うーん、まるでボカロさんの声みたいだったな、ただ、重要なのが言われた事、レベルシステム?あの、レベルが上がると強くなるってやつか、経験値が入ったってことはそうなんだろうな」

「よし、魔物が襲ってきても俺は逃げない、倒したら経験値が入るからな、流石にあっちから追いかけてこなかったら考えるがやはり魔物だ、どんなゲームや小説にも悪い奴らばっかりだったからな、まぁ時々、魔の人と呼んで魔物って言う小説があった気がするけど、あれは魔の人だから魔人だろ、でもこの世界で現れるとは限らないから考えるのに意味は無いか、そうだな、これは相手のことを考えてはいけない、敵には容赦しない、それが一番だ」

康太はそう言いながら目の色がなくなっていった

「ふ、あは、あはは、夏菜子さんを亡くした俺なんて余りにも無価値だっ、このダンジョンで暴れ回って行こうか、あはっ、敵は皆殺しだっ!」

康太は不気味な笑みを浮かべダンジョンを進んだ

«グルるるるるぅっ!»

「またあったね、いや違うかぁっ、前の犬は俺が殺したんだった」

不気味な笑みのままレッサースモールウッドウルフに声を掛けた

«グ、グルるるるるっ»

レッサースモールウッドウルフは混乱した

本能的に逃げたくなった 邪悪な気配がし、前にいる者は異常者であるという事に気づいた しかし、ダンジョンはそれを許しはしてくれない

このダンジョンは魔物の創造者と同時に支配者であった

なぜそんなことをするのかはまだこの世界の人には理解出来ないであろう

「襲ってこないのか?」

«がアッ!»

レッサースモールウッドウルフは飛びかかった

「いいねぇ、壊してあげる」

康太は素早く横に避け、包丁を刺した

«が、ガァッッ!»

レッサースモールウッドウルフは刺されても尚飛びかかった

「な、何?グワァッ!」

康太は押し倒され、連続攻撃をくらう

前の康太なら死んでいたかもしれないが

「あれ?あんまり痛くない、まぁいいや、反撃だァ!」

康太は横に転がり、立ち上がると共に襲いかかる

«グル、グルルルっ!»

康太とレッサースモールウッドウルフは正面からぶつかり合う

でもすぐに勝敗は着いた

«グ、グルッ、グッ»

そのうめき声をあげると光が出て最初からいなかったように消えていなくなった

「勝った·····、勝ったぞっ、これで奇跡で勝ったことにはならないね、俺は勝てる」

康太は進む ダンジョンの奥へ

«グルるるるるっ»

そしてまた出会う レッサースモールウッドウルフ達に

「かかってきなよ、あはっ」

康太は心から笑った

これで強くなれる、夏菜子さんの復讐ができる、と

ただ、それは康太が作り出した偽りの心だった

本当の康太はどうでもいいというのが本心だった

確かに康太は夏菜子さんに生きて欲しいという感情はある

が、いなくなったことで生き返らない、どうしようもない、夏菜子さんとの過ごしが楽しいだけだったのに

というこの感じで次にこう思った

楽しいが無くなったら自分から作ればいいじゃないか

ダンジョン攻略、このような最高な遊び場所はそうそう無い

「あははははは」

康太はまるでサイコパスのように笑いながら殺していく

日常が壊れたあの日から康太の心は死んだ

そして行くのだ、誰にも分からない世界のミライへと

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