2話
今回は前回少ない文字数よりもさらに少ないです
康太が扉を開けようとした瞬間世界が揺れた
「・・・なんだ今のは」
玄関を出ようとしたらその瞬間揺れが来たため姿勢を崩し倒れてしまった
(地震かもって思ったが今の揺れ方は地震じゃない)
そう思ったのは地震とはある程度10秒 最低そんぐらい揺れるもんだ
しかし今のは一瞬だった
例えるならばが何かが爆発した近くにいた感じって言っても分からないと思うが
外にでなにが起きているのか
気になって自分はいつの間にか外に向かって走り出していた
「なんだ・・・・・・これッ」
外にはいつの間にか塔が立っていたり穴が空いていた
俺がたっている所の前に穴が空いていたが中に階段らしくものもあった
(これは自然にできたものじゃない)
そう言いきれるのはみんなも分かるだろう こんな道路に穴が空いてそこに階段があるわけない
そして奥の空に塔みたいなのが立っているのだ
「もう訳がわかんない・・・」
突然の事で頭の中がこんがらがっている しかし康太は大事なことを思い出した
「夏菜子さん・・・・・・・・・!」
今さっき地震が起きたことを忘れて外の穴の階段 塔を見てぼーっとしていた康太だが地震のことを思い出しまだ台所で片付けをしていたはずの夏菜子さんの安全を確認するため台所に駆けつけた
「あっ・・・・・・ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
突然の別れに康太は叫んでしまった なんと目の前には食器など入れるタンスに夏菜子さんは潰されていたのだ
まだ諦めずオタクの割には鍛えた筋肉でタンスをどけ夏菜子さんの安全を確認した
「夏菜子さん 夏菜子さん」
呼びかけたが返事がない 心臓に手をやった
「う・・・・・・動いて・・・・・いな・・・い」
美しいなぁと心臓の動いていない夏菜子さんを抱えて思った
夏菜子さんは美人なのだ
タンスの中から出てきたのか破片が顔に引っ付いていた それでも美人と思わせるような人だった
救急車を呼ぼうとしたがもう助からない そんな気がするのだ
康太は昔っから勘が当たるのだ
実際道路の少しだが穴が空いているから車は走れない そして塔みたいな目立つやつもあるので救急車も動けない状態でいるのだ
最後の別れも言えずに命を消した夏菜子さん
「な、なんで・・・なんでなんだよぉぉっ!・・・こんな酷い結末望んでいないってのに・・・また、俺と妹を孤独にさせるのかよォォ!」
康太の目は黒く染まり、涙は出なかったが13年間の思い出が一気に蘇る しかし、何故だろう それでもまだ涙を流さない
そして、康太はこう言った
「べ・・・い・か、あ・ら・い物を・・・れば」
次から長くなるかもしれません