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朝、王様に呼ばれて、ホールのような場所に集められた。クラス全員が集められていて、目の前には色の違う4つの扉がある。ここで、選んだ王子の扉に入ればいいのだろう。

「皆、昨日のうちに、各々がつく王子を決めているだろう。今から魔法で、そなたらは5分間、他の者達の姿を見ることが出来なくなる。その5分間のうちに、選んだ王子に対応する扉の前に立ってくれ。左の扉から順に、第1王子から並んでおる。良いな?」

そう言って指をパチン、と鳴らすと、一瞬で他の人の姿が見えなくなり、それと同時に、誰の声も聞こえなくなった。

「ふうっ…」

少し深呼吸をして、昨日選んだ王子の扉の前に立つ。

「昨日決めておいたけど、大分緊張するな。まだ5分経たないのか?」

心臓がバクバク言っているのが自分でもわかる。今BPM測ったら200は越える自信がある。

しばらくすると、王様の声が聞こえた。

「では、その扉の中に入ってくれ」

すると、ひとりでに扉が開いた(他のクラスメイトが開けたのかもしれないが)。

扉の中は応接間のようになっていて、真ん中の奥の方に大きな椅子があり、その手前に、椅子が円状に並んでいた。

さらにしばらく立っていると、パチン、と鳴る指の音が聞こえた。

「それでは、周りを見回してくれ。そこにいるのが、そなたらの仲間だ。」

周りを見てみる。そこには、大きな椅子に偉そうにふんぞり返っている、あのロアルとかいうおっさんと、4人のクラスメイトだけだった。

想像以上の少なさに愕然としていると、ロアル、さん?が口を開いた。

「まあ、こんなもんだろうと思っていたが、4人か。少ないな。まあ、いいだろう。今から、これから始めるゲームのルール説明に入る。耳かっぽじってよく聞いとけよ」


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