表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集02  作者: 透坂雨音
37/44

37 EEE



 夢を見ていた

 ひどく優しい夢を

 酷く辛い夢を


 目覚めて見て初めて分かった

 それが所詮は夢にすぎないものだったと


 この目が映していたのは存在しないもの

 決してこの手が掴む事の出来ない奇跡の一端


 心を冷やそう

 熱をこの身に灯して

 どうせ元には戻れやしないのだから


 世界から取り残されて

 一人で戦い続けて来た


 ここで終わるなら

 せめて望みを叶えて欲しい

 安らかな最期を

 一抹の慰めを


 心を冷やそう

 熱をこの身に灯して

 どうせこの道を帰る事は もうないのだから


 正当な裁きを受けよう

 ふさわしい最期を迎えよう


 見ていた夢の分だけ心が痛むけれど

 それももうじきなくなる

 感じなくなる



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ