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詩集02  作者: 透坂雨音
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36 ロード



 ―叩き潰す―壊す―解体する―蹂躙する―


「命とは消費するもの

「命とはただの道具」

「思考を閉じこめた肉の器がただあるに過ぎない」

「情報を物体に宿したに過ぎない」


 ひれ伏せ

 力の元に

 矮小なる存在

 目にかける価値もない


 私にとってはただの蟻にすぎない

 消えてしまえ


 私にとってはただの有象無象にすぎない

 消えてしまえ


 ひれ伏せ

 この力の元に

 示したそれは絶対

 己の分を弁えよ


―叩き潰す―壊す―解体する―蹂躙する―


 どこに戻ろうとしている

 何を探しだそうとしている


 望みなどとうに潰えている

 願いなどとうに壊れ果てている


 探す価値もない

 気にかける価値もない


 どこにも戻れない道で

 なぜ


―叩き潰す―壊す―解体する―蹂躙する―


 なぜ立ち止まる

 なぜ振り返る



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