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詩集02  作者: 透坂雨音
33/44

33 おわり



 終わりが満ちていく

 務めを果たして

 精一杯の足掻きをみせた


 守れたものもある

 笑顔も 命も

 たくさんの人が 存在している


 けれど

 この手から零れ落ちたものも多かった


 私は忘れない 決して

 抱えて生きていく

 この痛みごと この愛する世界で


 投げ出そうとは思わない

 私の歩いた証

 みなが頑張った証を

 大切に この胸に抱きながら


 誰もが傷ついて

 誰もが泣いていた


 取り戻せないものもあった

 戻らない人達もたくさんに


 けれど私達は歩き続ける


 そうする事が務めだから


 生きている

 明日がある


 隣で誰かが笑ってくれている

 守りきれたものを抱えて 歩き続ける

 いつまでも



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