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詩集02  作者: 透坂雨音
32/44

32 冷たい夢の世界



 温もりのない夢見てる

 永遠のゆりかご

 ここが夢の世界だから


 外の世界なんて要らないと

 答え 出してしまったから


 けれど 瞼の裏に 何かがかすめていく

 私はその正体が分からない


 一体 何が見えていたのだろう

 昔の私の目には


 冷たい夢を見てる

 だけど凍えきった心には

 その温度が心地よくて


 もたれれば支えてくれる

 もろく倒れたりはしないから

 私はとても安心できたの


 重なる 外の世界の断片が

 時おり 顔を覗かせて

 これでいいのかと 問いかけてくる


 苦しめないで この心を

 私は今 幸せだから

 幸せなのだから



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