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31 最期の月夜
月が悲しんでる
星が泣いてる
失くした何かが もう思い出せない
どうしてこんな所に来てしまったのかも
私は間違っている
私は間違えている
なのにそれが分からない
守るものを間違えている
なのに止める事が出来ない
破滅の鐘 鳴り響いている
雨がやまない
誰もがきっと悲しんでいるけれど
もうすぐ 幸せになれるから
終わればきっと 何もかもなかった事になるから
ただ安らかに 眠っていて
守るものを間違えている
どうしてそんな事をいうの?
分かってる
だけど止まることはできないから




