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詩集02  作者: 透坂雨音
24/44

24 地平線の手前の世界



 途切れた地平の先に

 もしも理想郷があるなら


 そこに行ってみたいと思う


 この背中に 飛ぶための翼があれば


 今すぐにでも


 思いだけが急いて から回る


 辿り着けないなら この世界に箱庭を


 理想郷には遠く及ばないけれど


 きっと 幸せになれる場所を


 途切れた地平の先に

 もしもの理想郷に辿り着けたなら




 叶わない願いだからこそ

 美しい宝石で


 この手に入ってしまったなら

 それは石ころ同然になってしまうのだと


 私に

 昔に

 誰か

 言っていた


 届かないからこそ

 辿り着けないからこそ


 その手にある偽物は

 不断の努力によって 輝き続けるのだろう、と


 永遠に

 永劫に

 有り続けて

 在り続けて



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