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詩集02  作者: 透坂雨音
14/44

14 失せもの探し



 ない ない 見つからない

 どこを探しても 失くした何かが見つからない


「隅々まで よく探してみて

 必ずどこかにあるはずだよ


 でも おかしい そもそも何を探していたんだっけ」


 ぽと ぽと 落としていく

 大切だったものたち 残ったもの

 見る影もなくて

 ここに あるもの もう何もない


 ない ない 存在しない

 どこまで探しても どこに行っても 見つからない


「誰が隠したの どこへ隠したの

 必ずどこかにあるはずなのに

 でも 本当に 探し続けて見つかるのかな」


「すみから隅まで よく 目をこらしてみても

 かけら一つすら 見つけられない」


 大切だった 何か 落とし物

 その形すら 思い出せないままで



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