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詩集02  作者: 透坂雨音
11/44

11 逆流の運命



 時止めて 巡らせる 世界の理

 欠け廻る螺旋 宿命と共に縫い留めて


 永遠の牢獄 鎖に繋がれて

 見上げる天井 空の色 変わらずに


 存在する全てを 裏切り

 手をかざした光 その彼方へと

 運命が流れこんでいく


 水の流れにとけゆく命

 思い染める 夕暮れの熱

 熱い血潮が 枯れ土の果てから

 伝えて来た 刻む鼓動の子守歌


 そっと その胸に秘めて


 幻影を追い求めて

 果てのない旅路 進みゆく

 存在しない歴史 書き換えて


 涙流した 海見据えて

 遠く遠く向かった 逃避の砂城


 運命を砕いて

 その道の上 進んで

 声枯らした


 最後に願って 伝えて きっと 望んで

 運命を逆さに巡らせ 書き換えて

 全ての命ごと



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